どうすれば1回で受け取れる? 宅配便の再配達、その大きな社会的損失
突破口はコンビニの活用か
アンケートでは、「どのような方法であれば1回で確実に受け取ることができたか」という質問も行われました。その結果、コンビニでの対面による受け取りや、駅に設置されたロッカーによる無人での受け取りを希望する意見が集まっています。また「配達前に電話やメールで事前通知がほしい」「時間変更をできるようにしてほしい」といった意見も出ました。
また、「受け取り時にポイントが付与されるなどのメリットがある場合、1回での受け取りの可能性が高まるか」という問いに対しては、約半数の回答者が受け取る努力をすると回答しました。そのうち9割が、ポイントは100円以下相当が妥当としています。
こうした利用者の声や実態をふまえて国土交通省では、消費者と宅配事業者などとのあいだでコミュニケーションを強化する、消費者に受け取りへの積極参加をうながす、コンビニ受け取りの地域インフラ化、鉄道などでの受け取りインフラ整備などに取り組むとしています。
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提供:乗りものニュース