どうすれば1回で受け取れる? 宅配便の再配達、その大きな社会的損失
時間指定がもっと便利ならば……
国土交通省は2015年8月、ヤマト運輸・佐川急便・日本郵便の協力で、おもに東京都内で再配達を利用した人に調査票を手渡す形式でアンケートを実施。また、同省webページでも広く一般にアンケートを行い、双方を合わせて1304人から回答を得ています。
それによると、受取人が不在で再配達となった荷物の約7割が時間指定をしていませんでした。1回目の配達で受け取れなかった理由とその割合は、以下のようになっています。
・配達が来るのを知らなかった。《42%》
・配達が来るのを知っていたが、用事ができて留守にしていた。《26%》
・もともと不在になる予定だったため、再配達してもらう予定だった。《14%》
また、寄せられた自由意見のうち、おもなものは次の内容です。
・日時指定は追加料金がかかるためしなかった。
・もう少し遅い時間選択があれば受け取れた。
・配達時間が30分単位であれば受け取りやすい。
・定期便などで2回目以降の日時指定ができない。
では、どうしたら多くの人が、宅配便を1回で受け取れるようになるのでしょうか。