半導体不足で新車が納期遅れ!? 150万円で中古が買える“型落ち感”のない小型SUVがオススメ
新型が出たけど先代も捨てがたいSUVとは
●マツダ「CX-3」
マツダのSUVラインナップのなかでもっともサイズが小さいモデルが「CX-3」です。
プラットフォームは「マツダ2(旧デミオ)」と共有しつつ、クリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 1.5」を搭載する専用モデルとして2015年に登場しました。
2017年におこなわれた一部改良では2リッターガソリンエンジンを追加。2018年にはクリーンディーゼルの排気量を1.8リッターへとアップさせ、2020年には新しい1.5リッターガソリンエンジンを設定しています。
ボディサイズは全長4275mm×全幅1765mm×全高1550mmです。
登場から6年を経過するロングセラーだけに、2015年式や2016年式の中古車は100万円を切る値付けの個体も存在するなど、現行モデルのCX-3としてはかなり安く入手できるのが大きな魅力のひとつでしょう。
もうひとつの魅力は、初期の頃の1.5リッターディーゼルエンジンの性能の良さです。2.5リッターガソリンを上回るトルクを誇りながら、25.0km/L(JC08モード)という低燃費を両立。小型SUVだからといって非力でないのが大きな魅力になっています。
また6速MTも設定されており、アクティブな走りも楽しめそうです。
高級感のあるレザーシートパッケージもあり、150万円でお釣りがくる中古車とは思えないプレミアム感が味わえるのもCX-3のセールスポイントでしょう。
●ホンダ「ヴェゼル」(初代)
昨今の半導体不足による新車の納期遅れはかなり深刻な状況です。今後は改善される見通しですが、すぐに納期が早まる保証はありません。
これは2021年に2代目へと進化したホンダ「ヴェゼル」にも当てはまり、納期がかなり遅れているとの話も聞きます。
新型が出たばかりで納期に数か月かかるというタイミングだからこそ、以前よりさらに入手しやすくなったのが初代ヴェゼルです。
初代ヴェゼルのデビューは2013年。ベースは3代目「フィット」ですが、都会派SUVを代表するモデルだけに、新型よりも魅力的に感じる人も多いのではないでしょうか。
パワートレインは1.5リッターガソリンと、同エンジンにモーターを組み合わせたハイブリッド車をラインナップ。2016年の一部改良では、走りを意識した「RS」グレード追加や先進安全運転支援システム「ホンダセンシング」も搭載され、2019年に1.5リッターターボエンジンが設定されました。
初代ヴェゼルをおすすめしたい理由は、何といっても中古車価格の安さです。
コンパクトSUVにクラス分けされていますが、全長4295mm×全幅1770mm×全高1605mm、ホイールベース2610mmのボディサイズは数値以上の存在感があり、それでいて、初期のモデルであればハイブリッド車でも100万円前後から狙えます。
初代ヴェゼルならではの少し丸みを帯びたデザインは軽快感もあって、型落ち感を感じにくいのも好ポイント。価格の安さも考慮すれば、SUV初心者には最適な1台といえそうです。
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ここ30年で諸外国の個人所得が2倍から5倍にも成長しているなか、日本の所得の成長率はわずか20%程度で、新車価格が高く感じるのも当然です。とくに若者がクルマを所有できない原因にもなっているでしょう。
ならば、いっそ中古車に目を向けて、お手頃価格で装備も充実し、安全で楽しいSUVに乗るのも良さそうです。
150万円というのも決して安い金額ではありませんが、最新のiPhoneで10台分と考えると、意外と安くSUVが乗れる気がしてきます。
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