「眩しすぎ!」ビカビカな迷惑ライトどうにかならないの? 明る過ぎる光は周りの人に迷惑! 違反になる可能性も

信号と見間違うかも? 安全運転の義務違反になる可能性も

 前述したように、保安基準とは、安全確保や公害防止などの観点から自動車の設計製造のための要件を定めた法律であり、車検の検査基準にもなっています。
 
 そのため、クルマのカスタムのために交換部品や用品を装着する場合には、保安基準に適合することが絶対条件です。

 また、灯火類の追加やカスタムは場合によっては、対向車や先行車の運転に支障をきたす可能性もゼロではありません。

 とくに夜間は昼間に比べると視認性が悪く、違法な灯火類のカスタムは色によっては信号機と区別がつきにくかったり、周囲の視界を妨げる要因になる場合もあるかもしれません。

国によっても灯火類のルールは異なる!(画像は日産「パスファインダー」のカスタム仕様)
国によっても灯火類のルールは異なる!(画像は日産「パスファインダー」のカスタム仕様)

 そうした灯火類のカスタムについて、前出の交通課担当者は以下のように話します。

「灯火類を信号機と見間違えて事故が起きたという事例はいまのところ耳にしたことがありませんが、灯火類のカスタムは場合によっては、安全運転義務違反になる可能性があります」

 灯火類をカスタム、および不適切に設置すると、周りの運転者に対して危険をおよぼすと判断される場合もあります。
 
 このように、周りの運転者へ危険性を与えると判断された場合は、道路交通法第70条「安全運転の義務」に違反する可能性もあり、違反に該当すると違反点数2点、反則金は普通車の場合9000円が科されます。

※ ※ ※

 あらゆる規定に違反する可能性がある灯火類のカスタム。しかし、それ以前に、灯火類の設置は、場合によって運転者の目を幻惑し、事故を誘発する危険性があります。

 灯火類は、安全な交通のために必要不可欠なものであることをしっかりと認識し、適切な設置をおこないましょう。

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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