なぜトヨタ「ノア/ヴォクシー」は人気? ライバル抑えて好調維持! 7年経っても魅力衰えない理由とは

ノア/ヴォクシー、ユーザーはどこを魅力に感じているの?

 ノアとヴォクシーのオーナーは、実際にどのようなところに魅力を感じているのでしょうか。

 ノアについてSNSを見ると「フロントマスクの主張が強くないのが好印象」、「可もなく不可もないデザインが良いと思います」と、アグレッシブなデザインが多くなった昨今でも、マイルドな印象を持っていることが評価されていることがわかります。

 一方のヴォクシーでは、やはりそのアグレッシブなデザインが人気の秘密のようです。SNSでは「“チョイ悪”なデザインの先駆けともいえるヴォクシーのエクステリアは、男心をくすぐる」、「精かんな顔立ちでカッコいい」といった、コメントが目立ちます。

ファミリー層からの人気が高いというトヨタ「ノア」
ファミリー層からの人気が高いというトヨタ「ノア」

 また、どちらの車種でも目立ったのが、機能性や質感の高さについてのコメントです。

 例えば、ノアでは「USBやナノイーが付いていて地味にうれしい」、「シートが合成皮革で縁取られているため一定の高級感も演出されており、かなり満足度は高い」といった声が聞かれました。

 ただ、ヴォクシーの内装については、「プラスチッキー全開」「ドリンクホルダーが社外品っぽくて微妙」などといった厳しいコメントも見られるなど、ノアとヴォクシーでユーザーの求めるものが異なることがわかります。

 一方、後部座席の居住性や多彩なシートアレンジについては、「3列目の足元も、2列目に乗った人がベストポジションを取っても窮屈にならない程度の余裕がある」「3列目のシートが比較的すっきり畳めるのがグッド」といったように、ノアもヴォクシーも概ね高評価を得ているようでした。

 この点は、ミドルサイズミニバンのベストセラーモデルとして君臨してきたノア/ヴォクシーの本領発揮というところかもしれません。

 しかし、やはり登場から7年経過しているという点からくる不満の声もあるようです。例えば、先進安全装備がライバルに比べて弱い部分は、ノア/ヴォクシーが最新モデルではない弱点といえそうです。

※ ※ ※

 いまなおミドルサイズミニバン市場をリードする存在のノアとヴォクシーですが、コンセプトを明確に分けることで、ライバルに比べて広いターゲット層をカバーしていることが人気の理由といえそうです。

 一方で、登場から7年経過しているため、ライバルに比べて装備や機能面で見劣りする部分も見え始めています。

 近いうちにフルモデルチェンジが予測されるノアとヴォクシーですが、弱点をカバーしてライバルを大きく引き離すことができるのかに注目が集まります。

トヨタ ノア
トヨタ ノア
  • 新車販売価格:267.0~389.0万円
ボディタイプ
ミニバン
販売年月
2022年1月~生産中
トヨタ ヴォクシー
トヨタ ヴォクシー
  • 新車販売価格:309~396.0万円
ボディタイプ
ミニバン
販売年月
2022年1月~生産中

【画像】ノアの車中泊専用車!? 荷室がベッドやテーブルに変身する様子を見る! (39枚)

参加無料!Amazonギフト券贈呈 自動車DXサミット BYD登壇 最新事例を紹介(外部リンク)

画像ギャラリー

Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

1 2

実績500万人超!お得に車売却(外部リンク)

新車不足で人気沸騰!欲しい車を中古車で探す

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る

【2025年最新】自動車保険満足度ランキング

最新記事

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー