ガソリン170円時代到来!? ガソリンだけじゃなく輸入車も軒並み値上げ! その理由とは?
半導体不足で生産できない装備も出てきている
メルセデス・ベンツの公式サイトには「新型Cクラス車両生産遅延に関するお詫び」が表示されています。「現在、新型Cクラスの生産に遅延が生じており、車両のお届けまで通常よりも長くお時間を頂戴する場合がございます」としているのです。
同じようにルノーも「ルノー車をご注文いただいたお客様、およびご検討いただいているお客様へ」というリリースを10月15日に発表しています。これは半導体不足で生産が滞っており、注文した顧客に対して、当初予定の納期に間に合わないことがあることをお詫びするものです。
新型コロナウイルス感染拡大が落ち着きを見せ、ようやく先が明るくなってきたら、半導体不足によって売るクルマも作れないという、自動車メーカーやインポーターにとっては踏んだり蹴ったりという状況になっているのが現状です。
こうした半導体不足は車両販売価格の改定にも関係しています。
メルセデス・ベンツ日本の広報に話を聞いたところ「原材料費の高騰による車両価格の上昇もありますが、一方で、半導体不足によって生産できない装備もできてしまいました。そのため、付けられない装備の分だけ値下げしたものもあります。
また、メルセデス・ベンツのコンパクトモデル(AクラスやBクラス、CLA、GLA、GLBなど)は、オプションだった装備を標準化したことによる価格の上昇もあります。仕様によって、値段が上がったものと下がったものが混在しているのです」というのです。
先進運転支援システム(ADAS)など、最近の人気装備の多くは半導体が必須です。それが半導体不足によって、装備できたりできなかったりすることになっています。そうした装備類は価格も安くないため、それも価格に強い影響を与えるというわけです。
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こうした半導体不足や材料費の高騰は、まだまだ続くというのが業界内の大方の見方です。
なかには来年2022年中ではなく、再来年の2023年まで続くだろうという意見まであります。先行きが不透明なだけ、欲しいクルマがあれば、なるべく早く注文しておいたほうがいいのかもしれません。
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