ダイハツ新型「ロッキーハイブリッド」発売! 10年ぶりHV参入 軽にも搭載見込む新開発「e-SMART」の特徴は?
ダイハツは、ハイブリッドシステムを搭載した新型SUV「ロッキー e-SMART HYBRID」を2021年11月1日に発売しました。軽自動車への搭載も視野に入れて開発されたハイブリッドシステムを「ロッキー」に搭載したといいますが、どんな特徴のあるハイブリッドSUVなのでしょうか。
国内8社すべてが同時に電動車を取り扱うのは初
ダイハツは、コンパクトSUV「ロッキー」にハイブリッドシステム「e-SMART HYBRID(イー・スマートハイブリッド)」を新たに搭載し、2021年11月1日に発売しました。
ハイブリッド車の販売は「ハイゼットカーゴ ハイブリッド」以来、ダイハツとして約10年ぶりとなりますが、新型ロッキー e-SMART HYBRID(以下、新型ロッキーハイブリッド)はどんな特徴を持つハイブリッドSUVなのでしょうか。
今回、ダイハツが開発した「e-SMART HYBRID」システムは、エンジンで発電した電気により駆動用モーターで走行するシリーズ式のハイブリッドシステムとなります。
エンジンは、クラストップレベルの熱効率最大40%を達成した新開発の1.2リッターエンジンをハイブリッドシステム用に最適化して搭載。高効率なエンジン作動領域を保つよう制御することで、燃費性能の向上に貢献します。
またふたつのモーターを並列に配置する省スペースな構造としたほか、リチウムイオン電池の採用、日常使いの多いユーザーニーズに合わせたコンパクトな容量(4.3Ah)とすることで性能とコストのバランスが図られました。モーター駆動の良さを生かし、加速性能や静粛性にも配慮されています。
新型ロッキーハイブリッドの燃費性能は、WLTCモードで28.0km/L。アクセルペダルの踏み加減で強い減速力を得られる「スマートペダル」も搭載されています。駆動方式は2WDのみです。
ダイハツは、今回開発した「e-SMART HYBRID」システムについて次のようにコメントしています。
「脱炭素化へのニーズが高まるなか、LCA(ライフサイクルアセスメント:素材製造から生産、走行、廃棄に至るまでのエネルギー使用量やCO2など環境への排出の評価)での環境に優れた小さなクルマに最適な電動化を徹底的に追求してきました。
1960年代から取り組んできた電動車の研究開発の財産や、トヨタグループの技術・ノウハウも活用しながら、ダイハツならではのハイブリッド『e-SMART HYBRID』を開発しました。新型ロッキーから搭載し、今後は軽自動車へも拡大していきます」
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なお、国内主要8メーカーすべてが電動車を同時に取り扱うのは、これがはじめてとなります(ハイブリッド車にはプラグインハイブリッド車・マイルドハイブリッド車を含む)。
ロッキー/ライズにシリーズハイブリット追加され
日産キックスは立場ないね。