「カーラッピング」で車をイメチェン! 塗装と何が違う? いま人気のラッピングカスタムとは

クルマのボディカラーを変えると印象が大きく変わります。ボディを塗装するのは大変ですが、そんななか最近人気を高めているのが「カーラッピング」です。カーラッピングとはどのようなものなのでしょうか。

下地を傷めずにカラーチェンジ可能! 小傷防止としても有効

 クルマのイメージはボディカラーによっても大きく左右され、ボディやパーツの一部をカラーチェンジするだけで印象がガラリと変えることが可能です。

 しかし、色を変えたいと思ってもこれまでは再塗装しか方法がなく、塗装する面積によっては保険上で「事故車」扱いになってしまうことがあるなど、敷居の高いカスタムでした。

ボンネットにパーツラッピングを施してイメチェンした三菱「パジェロイオ」
ボンネットにパーツラッピングを施してイメチェンした三菱「パジェロイオ」

 その状況が一変したのは「カーラッピング」の普及が大きいでしょう。ボディ全体はもちろん、ルーフやスポイラー、ボンネットといったパーツだけでも手軽にカラーチェンジでき、さらに特殊な保護フィルムは飛び石などからボディを守る役割もあるため、超高額スポーツカーのオーナーもこぞってカーラッピングしているといいます。

 カーラッピングとはどのようなものなのでしょうか。

 カーラッピングは塗装とは違い、圧着と加熱によって粘着する特殊なフィルムを使ってクルマのボディやパーツのカラーチェンジをする方法です。

 いくつかの手法があり、クルマ全体にフィルムを施工する「フルラッピング」、パーツだけに施工しイメージ変化を楽しむ「パーツラッピング」、ロゴやキャラクターなどがプリントされたフィルムを使用する「デザインラッピング」、クリアな材質で飛び石やスクラッチ傷からボディを守る「プロテクションフィルム」があります。

 もともとは1990年代に再剥離性(剥がしても下地を傷めない)があるフィルムが誕生し、海外のセレブやクルマ好きがドレスアップやデコレーションの素材として活用するようになったことで注目を集めるようになりました。

 日本では、2000年に東京都の都バスや路面電車といった公共交通機関などの収支改善策として、当時の石原慎太郎都知事の肝いりでスタートした「ボディを使った広告表示」方法として採用されたことで、一気に認知が広まりました。

 たとえば艶を抑えたマットブラックなど国産車にはないカラーに憧れても、クルマを全塗装するのはかなり勇気のいるチャレンジでしたが、それがカーラッピングなら純正色にはないカラーにチェンジすることができるようになるというわけです。

 さらに塗装では表現しにくいカーボンの質感や金属剥き出しのような粗めのアルミ感、複雑な造形や細かいイラストなどのデザインにも強く、現在のレーシングカーのボディを彩るチーム名や企業のロゴマークなどはほぼラッピングとなっています。

 そしてカーラッピングのメリットとなるのが再剥離性でしょう。容易に剥がすことができ、かつ下地を傷めず元の状態に戻せるというのがポイントです。

 カーラッピングは特殊なフィルムで耐候性にも優れており、走行パターンや駐車状況などにもよりますが、標準的な環境での使用なら約3年は耐久性があるとされています。

※ ※ ※

 ボディ全体ではなく、パーツだけの施工が可能なのも魅力のひとつでしょう。

 パーツラッピングでは、スポイラーやリアウイングなど外装パーツの一部に施工したり、ボンネットのみ「マットブラック」に施工するのも人気だといいます。

 さらにはSUVのフェンダー部分をブラックアウト化したり、逆にボディ同色化するパターンもあるようです。

 しかも塗装とは違い、ラッピング自体に表面保護フィルム層が追加されており、小傷がつきにくいというのも大きな特徴。

 樹脂パーツなどに施工すれば直射日光(紫外線)による日焼けをカーラッピングが吸収してくれるメリットもあります。

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