初披露されたホンダ新型「e:NS1」はどんな斬新顔SUV!? 生命感さえ醸し出す次世代ホンダ車の全貌は?
2021年10月21日、ホンダの中国における合弁企業「東風ホンダ」は、武漢モーターショー2021に新型「e:NS1」を出展しました。SUVタイプの電気自動車となりますが、どんな特徴を持つクルマなのでしょうか。
充電状況を光り方で表現する機能を搭載
ホンダの中国における合弁企業「東風ホンダ」は、2021年10月21日に開幕した武漢モーターショー2021に新型「e:NS1」を出展しました。
2021年10月13日にオンライン発表され、その後武漢モーターショーで実車が披露されることになりましたが、新型e:NS1はどんな位置づけのモデルなのでしょうか。
新型e:NS1は、ホンダが10月13日にオンラインで開催した「中国電動化戦略発表会」で発表されたSUVタイプの電気自動車(EV)です。
中国におけるホンダブランドとして初のEVシリーズ「e:N(イーエヌ)」の第一弾に位置づけられます。
ホンダは中国で東風ホンダのほかに「広汽ホンダ」という合弁企業も展開しますが、東風ホンダではe:NS1という車種名で取り扱われる一方、広汽ホンダでは「e:NP1」という車種名でラインナップ。
e:NS1とe:NP1はともに2022年春の発売が予定されています。
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今回、武漢モーターショーの東風ホンダブースでは、オンライン発表の際にも公開されていたスペシャルカラーリングのe:NS1が展示されました。
東風ホンダは、e:NS1のデザインについて新しいデザイン言語「e:Nデザイン」を採用したと説明。
日本で販売されるコンパクトSUV「ヴェゼル」(2代目)のEV版ともいえるデザインですが、フロントグリル部にパネルが配されるいわゆるグリルレスデザインを採用し、斬新な印象かつ未来感のある顔つきに仕上がっています。
また、充電状況を光で表現する「ハートビート・インタラクティブ・ライト・ランゲージ」を採用し、生命感さえ感じさせるテクノロジーの「美」が追求されました。
最先端のコネクティッド技術「ホンダ・コネクト」と予防安全装備「ホンダ・センシング」の搭載により、安全かつ快適なモビリティ体験を実現。さらに継続的な学習により、e:NS1は思いやりのあるパートナーへと成長していくといいます。
さらに、東風ホンダはブースに、5年内に中国市場で市販化を予定しているEVクーペ「e:Nクーペコンセプト」を出展したほか、e:Nシリーズで採用する純EVアーキテクチャ「e:NアーキテクチャF」および「e:NアーキテクチャW」も発表しました。
東風ホンダはe:NS1について「電動化時代におけるホンダの技術、品質、革新の傑作であり、ホンダの電動化の未来の方向性を示し、ホンダの新しいEVブランド『e:N』を形成する使命を担うだけでなく、東風ホンダの総合的な電動化のアクセルとブースターでもあります」とコメントしています。
ホンダはe:NシリーズのEVを中国市場で今後5年以内に10車種発売する計画としているほか、中国からの輸出も視野に展開する予定ということで、今後の動きに注目が集まります。
前述のとおり、東風ホンダと広汽ホンダでは、基本設計が同じクルマに別の車種名や独自のデザインを与えて、それぞれで売り分ける事例が多々あります。
そんななか、2021年10月現在東風ホンダでは「ライフ」という名前のクルマがラインナップされていますが、このクルマの広汽ホンダ版モデルは次のうちどれでしょうか。
【1】インテグラ
【2】アヴァンシア
【3】フィット
【4】アコード
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正解は【3】の「フィット」です。
2020年10月15日、東風ホンダは武漢モーターショー2020にライフを出展しましたが、このクルマは広汽ホンダが扱う中国仕様のフィットの姉妹車にあたるクルマです。
ライフは日本市場では2014年まで販売されていた軽自動車として知られていますが、およそ6年ぶりに車名が中国で復活することになり、当時話題となりました。
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