カーナビの地図が古くなる問題はどう解決? 最新データに更新する方法とは
カーナビにはどんな種類がある?
カーナビには、新車時に装着される「純正カーナビ」と、クルマを購入してから後付けで設置する「社外カーナビ」に分類されます。
まず純正カーナビは、ダッシュボードにぴったり収まっているのが特徴です。この純正カーナビにも「ディーラーオプション」と「メーカーオプション」の違いがあります。
メーカーオプションのカーナビは、クルマの生産ラインで組み込まれたものです。インパネデザインとのマッチングや各種センサーと連動させるなど、トータルで制御されるのが特徴です。
ディーラーオプションは、その名のとおりディーラーで装着されるもの。サイズの制約などはあるものの、比較的自由に商品を選べる可能性があります。
どちらもGPSやGセンサー、車速センサーなどと連動し正確な位置情報を表示してくれますが、その反面、かんたんに取り替えるのが難しく、また操作や機能に制限(走行中など)がかかっていることが多いといわれています。
一方で社外カーナビの場合は、操作性やエンターテイメント性などを高めた高性能さが魅力。また予算に応じてさまざまな機種やモニターサイズが選べるのも大きなポイントです。
地図データもクラウドデータを使用して更新できるナビもあり、新しい地図データを使いやすいというメリットもあります。
デメリットとしては、故障や不具合が発生した場合はオーディオメーカーや購入店舗とやりとりする必要があり、かつ保証期間が短いケースが多いというのが悩ましいところです。
最近の傾向としては、以前よりは安く装着でき、センサーやバックカメラ、先進運転支援システムとも連動された純正ナビの装着率が高くなっており、これが古い地図データを使い続ける要因のひとつにもなっています。
ちなみに、ナビの記録メディアもSD、DVD(CD)、HDDと分かれており、メーカーや車種によって装着されているカーナビの種類も違うとされています。
そのほか、モニターの位置などによって「インダッシュ型」と「オンダッシュ型」に分類できます。また、社外品のカーナビには「ポータブル型」というのもあります。
これまでのカーナビはほとんどがダッシュボードのなかにスッキリ収まるインダッシュ型が主流でしたが、最近はナビ画面の大型化に伴ってオンダッシュ型が増えています。
ただし、純正のオンダッシュ型カーナビはモニターが固定されていることがほとんどで、インダッシュ型のようにモニターを交換するのは難しいです。
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メーカー純正のカーナビとして、最近はコネクティッド技術を盛り込んだものが登場しています。
通信によって地図を自動更新する機能はもちろん、車内で使えるアプリが提供されるほか、緊急時のサポート機能や車内Wi-Fiといった多機能さが魅力ですが、携帯電話と同じく使用料が別途必要になることがあります。
車メーカー標準搭載のナビの更新は10年で止まってしまう。
高級車ほど代替できない仕組みになっている。
頻繁な更新は望めないにしても、何とかならない物だろうか?