ホンダが「第3のホンダセンシング」を発表! 「エリート」登場後も新型を投入 3システム併存の理由とは

ホンダが新しい予防安全技術「ホンダセンシング360(さんろくまる)」を発表しました。すでに、ベースとなる「ホンダセンシング」や、レベル3の自動運転「ホンダセンシング360」を設定するホンダですが、なぜ新しい種類の予防安全技術を発表し、3システムを併存させるのでしょうか。

「ホンダセンシング360(さんろくまる)」の特徴は?

 ホンダが新しい予防安全技術を発表しました。その名は「ホンダセンシング360(さんろくまる)」です。ホンダセンシングといえば、2014年に登場し、いまやN-BOXなどの軽自動車から高級モデルまでホンダ車に標準装備されている技術です。

 また、2021年3月には世界初の型式認定を取得した、渋滞中に自動運転レベル3となるトラフィックジャム機能を持つホンダセンシングエリートが発売されています。では、今回の登場のホンダセンシング360とは、いったいどんな機能がある高度運転支援システムなのでしょうか。

「ホンダセンシング360」の動作イメージ
「ホンダセンシング360」の動作イメージ

 開発担当者は「ホンダセンシングエリートで培った技術を、ホンダセンシングに付加して、より広く普及させるもの」と説明します。

 360(さんろくまる)という名称については、交差点、路外逸脱、歩行者、二輪など自車の周囲にあるさまざまな状況を360度把握するという意味が込められています。
 
 まず、システム構成ですが、ホンダセンシングエリートと同じく、フロントガラスの上部にフロントワイドビューカメラを設置。フロントグリルに長距離対応のミリ波レーダーと、車体の四隅に中距離ミリ波レーダーを装備したほか、ステアリングの把持センサー を装備しています。

 機能としては、ホンダセンシングに対して大きく5つが追加されています。

 1点目は、衝突軽減ブレーキについてです。交差点での出会い頭での状況への対応、歩行者、側方からの車両、そして対向車に対する検知機能が拡大しました。

 2点目は、前方交差車両警報。低速走行や停止からの発進時、左右前方から接近してくる交差車両に対する車内での警報です。

 3点目は、車線変更時衝突抑制機能。車線変更の際、後方から接近する隣車線の車両との衝突回避のため、ステアリング操作を支援します。

 4点目は、車線変更支援機能。一定の条件のほど、システムがステアリング操作を支援して車線変更をおこないます。ただし、ハンズオフ機能はありません。

 5点目は、カーブ車速調整機能。カーブを走行時、フロントカメラが車線を車線からカーブの曲率を読み取り、バリアブルに車速を制御します。夜間でもヘッドライトがカバーする範囲では機能します。ただし、スバルアイサイトXのように地図機能を活用するシステムではありません。

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