3割以上がMT車を購入なぜ? ホンダ新型「シビック」が若者に支持される理由とは
ホンダ新型「シビック」(11代目)が発売から1か月で3000台以上を受注しました。20代の購入者が多く、なおかつMT車を選択する人も多いといいますが、それはなぜなのでしょうか。
目標の3倍! 新型シビックの受注が好調
2021年9月3日にフルモデルチェンジして発売されたホンダ新型「シビック」(11代目)の受注台数が、発売から約1か月で3000台を超えたことが明らかになりました(10月7日時点)。
月間販売計画台数(1000台)の3倍以上と好調な立ち上がりだといいます。
新型シビックは、クルマとの一体感で乗る人すべてが爽快になることを目指して開発されました。
デザインは、低重心・水平基調でシンプルかつ流れるようなプロポーションとし、ホンダ独自のVTECターボエンジンをさらに磨き上げた俊敏なレスポンスと、高い操縦安定性により、質の高く軽快な走行性能を実現しています。
また、先進の安全運転支援システム「ホンダセンシング」にトラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能 ※CVT車のみ)を追加するなど、操る喜びに加え、安心・快適に移動することができます。
なお、先代シビックにはセダンが設定されていましたが、2020年8月に生産終了しており、新型となっても国内ではラインナップされていません(北米では設定あり)。
今回からハッチバックに一本化されたため、車名を先代の「シビックハッチバック」からシビックへと変更しました。
新型シビックを購入したユーザー層は、先代シビックからの買い替えユーザーを中心とし、年代としては20代がもっとも多い23.9%、次いで50代が22.2%と、幅広い層から支持されています。
グレード別の受注状況は、エントリーグレード「LX」が21.6%、上級グレード「EX」が78.4%、トランスミッション別ではCVTが64.9%、6速MTが35.1%という構成になりました。
購入のポイントとして、クルマと一体となったような質の高いスポーティな走りや運転の心地よさと使い勝手のよさの両面が感じられるパッケージに加え、トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能 ※CVT車のみ)などを追加した先進の安全運転支援システム「ホンダ センシング」がユーザーから好評とのことです。
さらに、上級グレード「EX」に専用装備される10.2インチのフルグラフィックメーターやBOSEプレミアムサウンドシステム、全グレードでCVTと6速MTが選べることも評価を得ています。
価格は319万円から353万9800円となっており、残価設定ローンで購入するユーザーも多いようです。
ホンダ広報部は、「昨今はいろいろな購入方法が選択できますが、なかでも残価設定ローンで新型シビックを購入する場合、月々の支払額が思ったよりも高くないという点も若年層の購入者が多い理由のひとつだと考えています」といいます。
また、新型シビックでは3割以上の購入者がMT車を選択しているのも特徴的です。
新型シビックは軽快な走行性能も魅力のひとつとなっており、ショートストローク化と高剛性化した6速MTにより、スポーティかつダイレクト感のあるシフトフィールが味わえるといいます。
「手ごろなサイズや価格のMT車が少なくなるなか、新型シビックはMT車の指名買いが多く、MT車を選択する若い購入者も一定数います」(ホンダ広報部)
現在のホンダのラインナップにおいて、新車で購入できるMT車は軽自動車の「N-ONE」と軽商用車の「N-VAN」、乗用車としては新型シビックのみとなっていることがMT人気につながっているようです。
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2021年10月4日に、新型「シビックタイプR」のテスト車両が北米で公開されました。
新型シビックタイプRおよび「e:HEV」を搭載したハイブリッド車は2022年に発売されることになっています。
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