ネットで話題「農道のポルシェ」が本家ポルシェの価格を超えた!? 極上サンバーは何がスゴい?

歴史的瞬間!? 極上サンバーが911の中古車価格を超える!

 そんなサンバーですが、RRレイアウトを持った過去のモデルの中古車価格が、「本家」の911の中古車価格を超えたことが、SNSなどで話題になっています。

 RRレイアウトを持つ最後のサンバーである8代目モデルの新車価格は、最上級グレードでも120万円弱と、当時販売されていたクルマのなかでも安いもののひとつでした。

 一方、911は、新車価格1000万円オーバーは当たり前の高級スポーツカーです。

 しかし、2021年10月7日現在、香川県の中古車販売店から販売されている5速MT仕様のサンバーには、車両本体価格254万8000円という値札が付けられています。

 年式は2012年ということから、スバル製のサンバーとしては最終モデルということがわかります。

 驚くのは、この個体の走行距離が2150kmという点です。また、ワンオーナーの禁煙車ということから、ほぼ新車同然の状態といえそうです。

 キャンピングカー仕様など、特殊なカスタムが施されているものを除けば、RRレイアウト時代のサンバーの中古車の相場は高くても170万円程度ですが、この個体はそれを大きく上回る価格となっています。

ポルシェ「911」のなかでは比較的に手に入れやすい996型
ポルシェ「911」のなかでは比較的に手に入れやすい996型

 対する911ですが、2021年10月7日現在、もっとも安い個体では1998年式の996型が199万9000円で販売されています。

 この個体は、ベースグレードかつ、走行距離が約11万5000kmとやや多めではありますが、修復歴はなく、外装には大きなキズはありません。

 近年、996型以前の空冷エンジンを搭載したクラシックポルシェの価格高騰が激しく、1000万円以内で購入できる個体はほとんどありません。

 996型が唯一、比較的安価で手の届きやすい911となっていますが、状態の良い個体やMT車は徐々に価格が上昇しています。

 そのように考えると、「農道のポルシェ」が「本家」を上回ったのは、歴史的瞬間といえるかもしれません。

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【画像】青すぎる農道のポルシェ! 最後の仕様がカッコイイ! ポルシェ「911」と比べてみる!(22枚)

【買取査定】スバル車が高く売れる!?(外部リンク)

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Writer: PeacockBlue K.K. 瓜生洋明

自動車系インターネット・メディア、大手IT企業、外資系出版社を経て、2017年にPeacock Blue K.K./株式会社ピーコックブルーを創業。グローバルな視点にもとづくビジネスコラムから人文科学の知識を活かしたオリジナルコラムまで、その守備範囲は多岐にわたる。

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