2022年上半期に米ナスダックに株式上場へ!「ポールスター」ってどんなブランド?

ボルボカーズ傘下のハイパフォーマンス電動車メーカー「Polestar(ポールスター)」は2021年9月27日、2022年上半期にニューヨークのナスダック証券取引所に上場する計画を発表しました。

NYナスダック上場により企業価値は約200億ドルに

 ボルボ・カーズ傘下のハイパフォーマンス電動車メーカー「Polestar(ポールスター)」は2021年9月27日、2022年上半期にニューヨークのナスダック証券取引所に上場する計画を発表しました。

ポールスター初のPHEVモデル「ポールスター1」
ポールスター初のPHEVモデル「ポールスター1」

 企業価値評価額は、約200億ドル(約2兆2200億円)となる見通しだといいます。親会社であるボルボカーズは最大6億ドル(約666億円)の株式投資をおこない、上場後のポールスターの株式の50%近くを保有すると予想されています。

 ポールスターのCEO、トーマス・インゲンラート氏は「現在、ポールスターは3大陸14の市場で販売されており、2023年までに30の市場に拡大することを目指しています。今回の上場計画は、ポールスターを財政的に協力で将来性のあるグローバルな電動車メーカーとして位置づけています。今後の成長戦略、そして持続可能なモビリティに向けたわれわれの使命を加速することを可能にします」とコメントしています。

※ ※ ※

 ポールスターとは、スウェーデン・イエテボリに本社を置く、ボルボ・カーズ傘下のパフォーマンスカーブランドです。

 2017年にボルボ・カーズと浙江吉利控股集団(ジーリー・ホールディングス)によって設立されたポールスター社は、ボルボ・カーズとの技術やエンジニアリングの相乗効果を受けています。現在はヨーロッパ、北米、中国など14の市場で販売され、2021年はアジアパシフィック地域で新たに5つの市場に導入されます。

 ポールスターは現在、PHEVの「ポールスター1」、そしてEVの「ポールスター2」の2車種があります。

 ポールスター1は、609馬力・1000Nmを発生するパワートレインを備えたグランドツーリングカーで、電気のみでの航続距離(WLTP)は124kmという世界最長のEV走行を達成するPHEVです。

 またポールスター2は、ファストバック型セダンのEVで、300kW(408馬力)・660Nmを備えたデュアルモーターおよびシングルモーターのパワートレインを組み合わせた3つのバリエーションがあります。

 さらに2024年までには新型EVを3車種用意することを発表しています。そのうちの1代が「ポールスター3」で、ポールスター初となる電動SUVとして開発されています。

 さらに、2020年にリリースされたコンセプトモデル「Precept(プリセプト)」の市販バージョンも2024年までに登場予定です。

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