「いつも迷う!」 高速渋滞時は「左・中・右」どの車線が早い? 頻度多い車線変更がNGな理由
追い越し車線以外ではどのような渋滞が発生する?
高速道路での渋滞は、早く進みたいという気持ちから、多くのドライバーが追い越し車線に移ってしまうことが要因のひとつと分かりました。
では、そもそも高速道路の渋滞の原因は追い越し車線によるものなのでしょうか。
そのほかの原因について前出のNEXCO東日本の広報担当者は「高速道路の渋滞は、追い越し車線への移動に加え、上り坂やサグなどにおける速度低下のほか、インターチェンジなど合流部付近での速度低下などの原因により発生しやすいとされています」と話しています。
NEXCO東日本の発表によると、2020年に起こった渋滞の発生原因は「交通集中(76%)」、「事故(16%)」、「工事(2%)」、「その他(6%)」となっています。
渋滞発生の根源ともいえる交通集中は、追い越し以外に上り坂・サグ部(下り坂から上り坂にさしかかる凹部)・合流部での速度低下で発生しています。
上り坂やサグ部では無意識に速度が低下する車両があり、車間距離が短くなる箇所ができ、その結果後続車が次々とブレーキを踏むため渋滞が発生します。
上り坂やサグ部からの渋滞は構造上、予測ができるため、各々が速度を落とさないようにすることが重要といえます。
また、合流部の場合は走行車線に合流した車両の後続車が速度を落とすことで、追い越し車線への車線変更が頻発し、渋滞に陥ります。
合流車は十分に加速し、走行車線の流れを阻害しないようにすること、また、合流部付近で走行車線を走っている車両は速度が下がっても、すぐに追い越し車線に移動しないようにすることによって、3車線の車両数の均衡が保たれるといえます。
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高速道路の車線はむやみに変更しないことが渋滞回避のカギです。車間距離を十分にとって、安全な走行を心がけるようにしましょう。
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