どっちが気になる? トヨタ「カローラクロス」と日産「キックス」 サイズ・使い勝手などを比較してみた!
2021年9月14日に、トヨタは新型「カローラクロス」を発売しました。ライバルとして日産「キックス」が候補に挙げられます。それぞれのボディサイズ・使い勝手・装備・燃費・価格などでは、どのような違いがあるのでしょうか。
新型カローラクロスとキックス ボディサイズ・装備・燃費・価格はどう違う?
トヨタのカローラシリーズ初となる新型SUV「カローラクロス」が2021年9月14日に発売されました。
日本市場において、日産「キックス」がライバルとして挙げられますが、どのような違いがあるのでしょうか。
カローラシリーズといえば、かつて33年間連続で販売台数No.1に輝くなど日本を代表するクルマです。
歴代モデルは、常にユーザーのユーザーニーズに対応する派生仕様を設定しており、セダン(2/4ドア)、ハードトップ、クーペ、リフトバック、ハッチバック、バン(2/4ドア)、ワゴンなど時代に合わせたボディタイプをラインナップ。
そして、2020年7月にタイでシリーズ初のカローラクロスが発表され、今回、日本仕様が発売されました。
一方、日産のキックス(KICKS)は2020年6月に日本市場で発売されました。かつて2008年に軽自動車の「キックス(KIX)」が日産から発売されていましたが、これは三菱「パジェロミニ」のOEM車。車名は同じですが、まったく別のモデルです。
今回のキックスは、2016年から南米や北米でガソリン車を販売。また、インドでは同じキックスという車名ながらプラットフォームが異なるモデルをラインナップするなど、グローバルで複雑な販売展開となっています。
そうしたなかで、日本で登場したキックスは、日産の日本市場において10年ぶりのブランニューモデルとなるほか、ハイブリッド専用車(e-POWER)です。
このように背景が異なる2台ですが、日本市場においてはどのような形で比較対象となるのでしょうか。
ユーザーが比較するポイントとして、ボディサイズの違いは大きな要素です。
カローラクロスのボディサイズは、全長4490mm×全幅1825mm×全高1620mm、ホイールベース2640mmのCセグメントSUVとなり、キックスは全長4290mm×全幅1760mm×全高1610mm、ホイールベース2620mmのBセグメントSUVとなっています。
また、室内やユーティリティでは、カローラクロスがインパネからドアトリムにかけて連続性のあるデザインで室内空間に広がりを特徴としています。
前席にはスリムな背面部と高いホールド性を両立したスポーティなシートを採用するほか、後席を倒すとさらに広いスペースを確保でき、ロードバイクの搭載が可能で、5人乗車時の荷室容量は487リッターを実現しました。
さらに、荷室の機能性にもこだわり、ラゲージ開口部は地面から720mmの高さに設定したことで荷物の積み下ろしがおこないやすくなっています。
一方のキックスは、クラストップのフロントウインドウ見開き角と低いウエストラインにより、運転席は開放感ある視界を実現。
また、快適な座り心地で疲労軽減効果のある「ゼログラビティシート」を採用。後席はニールームが600mm、ヘッドルームも85mmを確保し、大人でも充分くつろげる広い室内空間となっているほか、ラゲッジルームもトップクラスの423リッターとMサイズのスーツケースを4個積載出来ます。
トヨタの販売店スタッフはカローラクロスとキックスについて次のように話しています。
「カローラクロスはCセグメントSUVとなり、キックスはそれより小さなBセグメントSUVですので、直接的な比較対象はヤリスクロスになります。
しかし、おおまかなパッケージや価格帯などは近いこともあり、2台を比較されるお客さまもおります。
その際は、パワートレインや価格などにおいて、カローラクロスのハイブリッド車とキックスを比較されています。
一方で、運転のしやすさや駐車スペースを考慮して、ボディサイズはコンパクトなほうが良いと考えているお客さまもいらっしゃるのも事実で、そうしたクルマの特徴は人によってメリットにもデメリットにもなり得るといえます」
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