2022年モデル「I-PACE」は1005万円から 全グレード19インチホイールが標準に

ジャガー・ランドローバー・ジャパンが、ジャガー初のフルバッテリー電気自動車である「I-PACE」の2022年モデルの受注を開始しました。

フルバッテリーBEVのエレクトリック・パフォーマンス SUV

 ジャガー・ランドローバー・ジャパンは2021年9月9日、ジャガー初のフルバッテリー電気自動車(BEV)、「I-PACE」の2022年モデルの受注を開始した。価格(消費税込)は「S」が1005万円、「SE」が1093万円、「HSE」が1221万円、「BLACK EDITION」が1139万円だ。

ジャガー「I-PACE」S
ジャガー「I-PACE」S

●「I-PACE」ってどんなクルマ?

 I-PACEは2018年の発売以降、スポーツカーとしてのパフォーマンス、ゼロ・エミッション、洗練性、そして全輪駆動SUVとしての高い実用性を兼ね備えたクルマとして高く評価され、「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー」や「ゴールデン・ステアリング・ホイール賞」をはじめ、これまで数多くの世界的な賞を受賞しているモデルである。

●2022年モデルでは何が変わった?

 2022年モデルでは、世界で初めておこなわれたBEV市販車をベースにしたワンメイクレースシリーズ「ジャガーI-PACE eTROPHY」で培った知識や経験が反映されているという。

 具体的には、フロントモーターとリアモーターのトルク配分が変更され、ECOモード時の効率が向上しているほか、アクティブベーンシステムを効果的に使用することで温度管理を改善。パフォーマンスや耐久性に影響することなく、バッテリー残量が、より少ない状況でも作動できるようになっている。

●エクステリアはどこが新しい?

 エクステリアは、19インチにサイズアップされたホイール(従来は18インチ)を標準装備。クロームティップドグリルピンが採用されるなど、よりスポーティな印象となっている。

 また、新たにグリルサラウンドや、ミラーキャップ、サイドウィンドウサラウンド、リアディフューザーにアクセントを施した「ブライトエクステリアパック」を追加。カラーラインアップも、カルデラレッド、ポルトフィーノブルー、アイガーグレイ、アルバの新色が用意され、全12色展開となった。

●インテリアで進化したポイントはどこ

 インテリアは、グレインレザーの14ウェイ電動フロントパフォーマンスシートが導入されたほか、ヘッドレストにあるジャガーリーパーが3D加工となったり(レザーシートのみ)、40:20:40分割可倒式リアシートが標準装備とされている。

 また、3Dサラウンドカメラやブラインドスポットアシスト、アダプティブクルーズコントロールやクリアイグジットモニター、リアコリジョンモニターなどの多彩なドライバー支援システムや、最新インフォテインメントシステム「Pivi Pro」も標準装備となるなど、安全性と利便性も向上した。

 さらにオプションについても見直され、ワイヤレス・デバイス・チャージング、ClearSightインテリア・リアビューミラー、アクティビティキー、パークアシスト、コンビニエンスパックなど、より豊富な選択肢が用意されている。

 2022年モデルからの新グレードとしては、「S」をベースにブラックエクステリアパックや20インチ“スタイル5068”5スポーク(グロスブラックフィニッシュ)、固定式パノラミックルーフなどを備えた「BLACK EDITION」も追加され、全4グレード展開となった。

●「I-PACE」2022年モデル概要

・432パウチセルから成る90kWhリチウムイオン・バッテリーを搭載しWLTCモード438km(国土交通省審査値)という航続距離を実現
・ドライブシャフトと一体化した軽量かつコンパクトなふたつの永久磁石同期式電動モーター(最大効率97%)が合計最高出力294kW/400ps、最大トルク696Nm、0-100km/h加速4.8秒を実現。これはスーパーチャージャー搭載のV8エンジンに匹敵
・Jaguar I-PACE eTROPHYで培った知識をいかし性能を向上
・フロントモーターとリアモーターのトルク配分を変更し、ECOモード時の効率を向上
・アクティブベーンシステムを効果的に使用し、温度管理を改善
・パフォーマンスや耐久性に影響することなく、バッテリー残量がより少ない状況でも作動可能に
・19インチホイールの導入(従来は18インチ)
・フロントグリルにクロームティップドグリルピンを採用
・グリルサラウンド(ノーブル)、ミラーキャップ(アトラスグレイ)、サイドウィンドウサラウンド(サテン)、リアディフューザー(アトラスグレイ)にアクセントを施した「ブライトエクステリアパック」を追加
・14ウェイ電動フロントパフォーマンスシート(グレインレザー)の導入
・3D加工したジャガーリーパーを配したヘッドレスト(レザーシートのみ)
・40:20:40分割可倒式リアシートを標準装備。最新インフォテインメントシステム「Pivi Pro」を標準装備。「Pivi Pro」に付帯するオンラインパックに専用の通信データプランを用意し、ナビゲーション(施設情報のオンライン検索/ガソリン価格のオンライン取得/マップデータのオンラインアップデート)、メディア(Spotify/Deezer/TuneInRadio、天気予報(AccuWeather)、カレンダー(Google Suite/Microsoft Office 365)のアプリがデータ容量を気にすることなく使用可能
・先進のドライバー支援システムを標準化
・3Dサラウンドカメラ
・ブラインドスポットアシスト
・アダプティブクルーズコントロール(ステアリングアシスト付)
・クリアイグジットモニター
・リアコリジョンモニター
・新規オプションの追加
・ワイヤレス・デバイス・チャージング
・ClearSight インテリア・リアビューミラー
・第2世代アクティビティキー(時計機能付きタッチスクリーン、充電式で1回約2時間の充電で最長10日間使用可能、キーレスエントリー対応、防水、耐衝撃)
・パークアシスト(フルオート)
・コンビニエンスパック(ジェスチャーテールゲート、ラゲッジスペースパーティションネット、ラゲッジスペースストレージレール、クリック&ゴーベースユニット、アクティビティキー)
・プレミアムアップグレードインテリアパック(エクステンデッドレザーパック、プレミアムカーペットマット、イルミネーテッドトレッドプレート、プレミアムキャビンライト、スエードクロスヘッドライニング)
・新グレード「BLACK EDITION」を追加
・ブラックエクステリアパック(ブラックミラーキャップを含む)
・20インチ“スタイル 5068”5スポーク(グロスブラックフィニッシュ)
・プライバシーガラス
・固定式パノラミックルーフ
・エクステリアカラー(全12色):カルデラレッド(新色)、アイガーグレイ(新色)、ポルトフィーノブルー(新色)、アルバ(新色)、フジホワイト、サントリーニブラック、ユーロンホワイト、インダスシルバー、フィレンツェレッド、シージアムブルー、ボラスコグレイ、ファラロンブラック

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【画像】ジャガー初のフルバッテリー電気自動車「I-PACE」の2022年モデルとは?(10枚)

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