4速MT搭載! レトロな馬力歴代最強クーペ 新型「マンタ」のスゴさとは? 「大胆で刺激的」電動スポーツの全容は
伝統と現在の融合で生まれたスペシャルカー
ベースモデルではATだったトランスミッションは、かつて数百万台のマンタに搭載されていたクラシックな4速MTに換装。
このため大型クラッチを組み合わせるためのアダプターを新設計したり、より長いプロペラシャフトが必要になったといいます。このプロペラシャフトは、オペルのクラシックパーツ倉庫で眠っていたものを再利用したそうです。

歴代マンタのなかでもっともパワフルな147馬力を発生するモーターは、こうして古典的な後輪駆動によってパワーを路面に伝えます。31kWhのリチウムイオンバッテリーは、トラクションと低重心化のために荷室のできるだけ前方に搭載されています。
エクストロモッドに改造後のマンタGSeは1137kgで、オリジナルよりも174kg増えていますが、それでも通常の内燃機関を搭載した多くのモデルよりも軽い車重に収まっています。航続距離はおよそ200km、オペルの他のEV同様、グローブボックスに設置されたスイッチを操作するだけでエネルギー回生をおこなうことも可能です。
マンタGSeエクストロモッドは、伝統と現代の融合というデザインだけでなく、ドライバビリティも魅力的だといいます。
イグニッションキーを回すと静かにモーターが始動、ドライバーはギアを選択して、トルクフルな電気モーターで走り出すことができます。またドライバーは、オペル製の4速ギアボックスをマニュアルでシフトアップすることも可能です。ただし最高速度は、電子制御で150km/hに制限されています。
「マンタGSeは、往年のマンタへのオマージュであると同時に、現在のブランドステートメントでもあります。オペルは大胆で純粋であり、刺激的な違いを持っています」と、オペルのブランド戦略・ソーシャルメディア責任者のクエンティン・フーバー氏はコメントしています。
Writer: くるまのニュース編集部
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