BMW新型「M4」のエアロはどう組み合わせる? ACシュニッツァーで自分だけのドレスアップ術

BMW「M4」を個性的にカスタマイズするエアロパーツが、BMWチューナー「ACシュニッツァー」からリリースされました。どのアイテムをセレクトしたらよいか、オーナーの趣向に合わせた組み合わせを伝授します。

空力効果はもちろん、ドレスアップアイテムとしても注目度高し

 BMWのチューナーとして知られるACシュニッツァーが、G82型「M4」用のアイテムを開発していることは既報のとおりだ。今回はエアロパーツについての続報が入ったので、紹介しよう。

フルシュニッツァーを装備した「M4」
フルシュニッツァーを装備した「M4」

 前回紹介した時点での情報では、エアロパーツはフロントスプリッターとリアルーフスポイラー、そしてカーボンリアスポイラーという3点が、プロトタイプとして公表されていた。

 それに加えて今回の発表では、フロントサイドウイングとカーボンリアウイング、さらにデザインパッケージという名前で、ボンネットカバーとサイドフィンのセットの存在が明らかとなった。それぞれのパーツを見ていこう。

●ドレスアップ効果も抜群

 まずフロントサイドウイングから。これはフロントバンパーのコーナー部に装備される、いわゆるカナードスポイラーのことだ。片側2段、計4枚のセット品となっていて、装着することで加速時や高速走行時の、フロントの浮き上がりを抑えてくれる。リアウイング装着車の空力バランスを整えるのに役立つアイテムといえる。

 次はカーボンリアウイング。すでにトランクリッドに装備する、ダックテールデザインのカーボンリアスポイラーは発表されていたが、こちらはステーを利用して装備をする、いわゆるGTウイングタイプのものとなる。ステーにはスワンネック方式が採用されているのも、特徴のひとつだ。

 ちなみにスワンネック式とは、リアウイングを、下側から支えるではなく、ステーを曲げて上側から吊り下げるようにウイングを保持する方式のこと。

 リアウイングは、飛行機の翼をひっくり返したような断面をしており、飛行機の翼が揚力を得るのと反対に、ウイング全体を押し下げる力が働き、ダウンフォースを稼いでいる。

 このとき、空気が速く流れたほうがよい下側にステーの支持点があると、そこで空気の流れが阻害されてしまう。スワンネック式の保持システムは、その弱点を改善するために考え出されたものである。空力に力を入れているACシュニッツァーがこの方式を採用するのは、当然といっていい。

 このカーボンリアウイングには、オプションとしてガーニーフラップも用意されている。高速コーナーでのより強力なダウンフォースを求めたい場合には、ガーニーフラップをセットすることによるセッティングが可能だ。

 ただし、フロントサイドウイングも同様だが、セットするとダウンフォースは強大になるかわりに、空気抵抗も増えてしまい、最高速度は低下することになる。ルックス面からいえば、装着したほうがインパクトは強いが、空力面からいえば、走るステージを考慮した調整が必要となるだろう。

 デザインパッケージというのは、ボンネットダクト部分に装備するカバーと、フェンダーダクトに装備するフィンのセットのことだ。ともにACシュニッツァーのロゴが入っていることから、ドレスアップアイテムとしても機能する。

●おすすめのエアロパーツのセレクトとは

 ストリートスポーツとしてM4をとらえているなら、フロントスプリッターとデザインパッケージ、ルーフスポイラー、カーボンリアスポイラーという組み合わせにとどめておく、というのがベターではないだろうか。

 しかしM4を、サーキット走行を視野に入れたスポーツカーと考えた場合には、フロントスプリッターとフロントサイドウイングを装備し、カーボンリアウイングもセットして、走るコースによってフロントサイドウイングの枚数や、リアウイングのガーニーフラップの有無を選択する、という使いかたをしたい。

 この場合、ボディ上面の整流に役立つルーフスポイラーの有無は、クルマの挙動によって判断していく、というのが正解だろう。

 いずれにしても、機能面、ドレスアップ面を問わずM4の存在感を高めてくれるのが、ACシュニッツァーのエアロパーツだ。オーナーは気負わず、自身の好みに合わせたアイテムチョイスをしていってほしい。

【画像】新型「M4」にフルエアロを組んでみた(18枚)

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