VW「ジェッタ」2022年モデル登場! 北米専用セダンは新1.5リッターターボ搭載
米国フォルクスワーゲン(VW)は2021年8月23日、4ドアセダンの「ジェッタ」および「ジェッタGLI」の2022年モデルを発表しました。北米では2021年の第4四半期からVWディーラーで販売される予定です。
エンジンは従来の1.4TSIから1.5TSIに変更
フォルクスワーゲン・オブアメリカ(米国VW)は2021年8月23日、4ドアセダンの「ジェッタ」および「ジェッタGLI」の2022年モデルを発表しました。北米では2021年の第4四半期からVWディーラーで販売される予定です。
ジェッタは全長4702mm×全幅1799mm×全高1463mm、ホイールベースは2666mmというサイズのFFセダンです。現行型は2018年6月に北米で発売されました。
2022年モデルのジェッタの特徴は、2021モデルでは1.4リッター直列4気筒ターボ(TSI)だったエンジンを、同社のSUV「タオス」に搭載した1.5リッターTSIに変更されました。
これにより、従来は147馬力・184lb-ft(250Nm)の最高出力・最大トルクでしたが、158馬力・184lb-ft(250Nm)と最高出力が向上しました。
ジェッタに組み合わされるトランスミッションは、6速MTまたは8速ATとなります。
2リッターTSIエンジンを搭載するジェッタGLIは、従来どおりEA888型2リッター直列4気筒ターボ(TSI)を搭載。228馬力・258lb-ft(350Nm)を発生。組み合わされるトランスミッションは6速MTまたは7速DSG(DCT)となります。
ジェッタおよびジェッタGLIはMQBプラットフォームを採用。サスペンション形式は、フロントは両モデルともストラットですが、リアはジェッタがトーションビーム、ジェッタGLIはマルチリンクとなります。
「トランク付きのGTI」と呼ばれるジェッタGLIは、ゴルフGTIに搭載されているXDSやDCCアダプティブダンピングシステム、そして電子制御トルクセンシングLSDを搭載しています。
2022年モデルのジェッタは4つのトリムレベル、ジェッタGLIはひとつのフル装備トリムで登場します。エクステリアでは新型のフロント/リアバンパーとなり、さらにジェッタGLIでは赤いアクセントストリップがフロントグリルに入り、ハニカムのディテールが施されます。
インテリアでは、ジェッタには8インチのディスプレイ、ジェッタGLIには10インチのデジタルコックピットが標準装備されます。
ジェッタ2022年モデルの車両価格はまだ発表されていませんが、2021年モデルのベースグレード「S」は1万8995ドル(日本円で約209万円。6速MTモデル)からという価格になっています。
米国VWのマーケティングおよび戦略担当上級副社長、ハイン・シェーファー氏は「30年以上にわたってVWのベストセラーモデルとして、ジェッタは魅力的な価値があることが証明されています。今回の2022年モデルは、現行世代の強みである広々としたインテリア、優れた燃費、低メンテナンスコストに加え、新鮮なデザインやより優れたテクノロジーが詰め込まれています」とコメントしています。
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ジェッタは、初代が1979年に登場したCセグメントセダンで、ハッチバック「ゴルフ」のセダン版として長い間人気のモデルでした。ただしセダン人気が落ち込んだ日本市場では6代目から導入がされなくなり、7代目となる現行型は欧州市場でも販売されていません。
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