V12搭載の「“和製”スーパーカー」! 「4本出しマフラー」&8連テールライト採用! 全幅2.4mのデカすぎるバリュープログレス「BEAST」とは
福島県に拠点を置くカスタムカーメーカー「バリュープログレス」は、2026年1月9日から11日に開催された「東京オートサロン2026」にて、新型スーパーカー「BEAST(ビースト)」を出展しました。
存在感のあるビースト誕生
福島県田村市に拠点を置く「Value Progress(バリュープログレス)」は、2026年1月9日から11日にかけて開催された「東京オートサロン2026」にて、新型スーパーカー「BEAST(ビースト)」を披露しました。
このクルマについて、どのような特徴があるのでしょうか。
バリュープログレスは、「東京オートサロン」への出展経験を豊富に持つカスタムメーカー。2003年にはコンパクトカー部門に出展した「TOY BOX」でグランプリ、2010年には最優秀賞を受賞した過去があります。
福島県田村市で車両修理、車検、整備を手掛ける「白岩モーター商会」が、バリュープログレスの名でカスタムカー製作を行ってきました。

1999年から和製スーパーカー作りに取り組み、「Drag Star F1(ドラッグスターエフワンドラゴン)」「TOY BOXシリーズ」「SIILimited(エスツーリミテッド)」など、独創性に溢れるモデルを展開。今回、東京オートサロン2026に出展されたビーストは、実に12年ぶりの新作となります。
ベース車両はランボルギーニ「ディアブロ」ですが、原形は残っていません。
ディアブロは、1990年から2001年まで製造されていたスーパーカーです。「カウンタック」の後継として登場し、車名は伝説の闘牛である「悪魔」に由来しています。
パワートレインはV型12気筒5.7リッターエンジンをミッドに積み、マニュアルトランスミッションと組み合わせられました。最高出力は492psを発揮。カウンタックの手法と同様に、エンジンを前後逆にして縦置きにするレイアウトが採用されました。
1999年にはリトラクタブルヘッドライトから固定式へと変更され、排気量も5992ccへと拡大。この時期を境に前期型、後期型に分類されます。
エクステリアデザインを手掛けたのはマルチェロ・ガンディーニで、ウェッジシェイプされたフォルムが特徴です。ボディサイズは全長4460mm×全幅2040mm×全高1105mmでした。
バリュープログレスは、このディアブロをベースにアグレッシブなエクステリアに変貌させています。
トランクやルーフ部分はすべてデザインを三角基調に統一。ルーフは空力を考慮し、走行中にダウンフォースを発生させながらエンジンルームにエアを送り込める設計が施されました。BEASTの名前通り、野性味あふれる攻撃的なデザインが特徴です。
ボディサイズは全長5030mm×全幅2400mm×全高1100mm(ルーフ部)で、スポイラー最上部までは1260mm。最大幅は大型ダンプ並みの数値を誇ります。
ボディカラーは「イタリアンレッド」を基調に「ダークグレー」、そして「日本ペイント」が開発した分光性塗料の「マジョーラ」塗装を各所に配置。角度や光の当たり方でさまざまな表情を見せる演出がなされています。
フロント部分はヘッドランプを縦一列に配置し、迫力のある表情が作られました。ヘッドライト下部は、後方のブレーキ冷却のために空気が抜ける設計です。フロントフードは30mm伸ばされ、ヘッドランプと融合するデザインとなっています。中央部にはフォグランプが搭載されました。
サイドミラーのジョイント部分は二段に引き延ばされた個性的なディテールですが、これはリアの車幅が2400mmあるため、後方の視認性を向上させる目的があります。車検対応の可倒式となっている点も特徴です。
リア中央部には4本出しのマフラーが収まり、テールライトは8灯配置されました。リアディフューザーのフィンは、走行時のダウンフォースが有効に働くよう設計されています。
足回りはフロントに265/30R19、リアに345/25R20のタイヤを装着。ホイールはフロント19×10J、リア20×14Jが採用されました。リム幅を中心よりも取り付け面を内側にしたマイナスリムをアメリカで特注するこだわりも見られます。
ホイールメーカーは「WORK」で、クラッチには耐久性を考慮してトリプルプレートが採用されました。
パーツ点数は80にも及び、和製スーパーカーとしての圧倒的な存在感を放つビースト。バリュープログレスの「心の底から楽しめるクルマ」という想いが凝縮された一台といえそうです。
Writer: パワーボム
関西大学社会学部卒業後、某CS放送局運営のメディアにてライターとしてのキャリアをスタート。自動車ブログの立ち上げから携わり、主にトヨタ車やレクサス車、キャンピングカーを中心に取材記事を多数執筆する。








































































