三菱のフィリピン法人は、現地生産される小型セダン「ミラージュG4」の新型モデルを2021年8月28日に発売しました。これまでとは違う顔つきで登場した新型ミラージュG4は、どんなモデルなのでしょうか。

　ミラージュG4は、コンパクトカー「ミラージュ」の派生モデルとして2013年に登場。1.2リッターエンジンを搭載する、4ドア5人乗りの小型セダンとして販売されています（市場によっては「アトラージュ」という車種名でも販売）。

　今回の改良で、ミラージュG4は三菱車共通のファミリーフェイスとなる「ダイナミックシールド」を採用し、よりシャープな顔つきを手に入れました。また内装にはスマートフォンと連携する7インチディスプレイオーディオを装備し、利便性を向上させています。

　三菱の加藤隆雄社長は、フィリピンで改良を受けた新型ミラージュG4について次のようにコメントしています。

「今回の新型ミラージュG4は、これまでの使い勝手の良さを保ちながら、より安定感のある、アグレッシブで力強い外観としています。

　また、これまで『ミラージュG4』はサンタローザ市におけるMMPCの工場と、自動車部品サプライヤーを通じて雇用機会を生み出し、フィリピン経済にも貢献してきました。

　2022年モデルの投入によって現地生産を強化し、フィリピン市場にさらにコミットしていきます」

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　ミラージュG4は、2021年7月末までの世界累計販売台数が約37万台を記録。フィリピンでの累計販売台数は、現地生産の車両とタイからの輸入される車両を合わせて約9万2000台に達しています。

　フィリピンにおいては、同国政府の自動車産業育成政策「CARS Program」の支援を受けた初めての案件として、生産・販売会社であるミツビシ・モーターズ・フィリピンズ・コーポレーション（以下、MMPC）の車両生産工場で2017年より生産されています。

　新型ミラージュG4の価格は、76万9000ペソから89万9000ペソ（日本円換算で約170万円から約198万円）に設定されます。