最強の羽が生えた「ハイエース」が絶滅危惧!? 存在感がスゴい「バニングカー」 所有する大変さとは

バニングカーの維持は大変なのか?

 見た目が華美で、車両のサイズも大きなバニングですが、実際に維持や走行で大変なことはないのでしょうか。

 日常生活での大変なポイントについて、@クマ@さんは「私のバニングは車検公認ですが、それでも段差が大きい場所を通過する際には、車高が低くて通過しにくいため、大変さを感じます」と話します。

 また、バニングが流行した当時の車両をそのまま購入した際には、ベース車両の年式も古いため、定期的なメンテナンスなど、車両自体の維持も大変さのひとつになる可能性があります。
 
 よって、現在バニングを購入する際には、見た目の状態だけでなく、ベース車両のエンジンなど、内部のパーツ類の劣化にも留意する必要があるようです。

トヨタ「ハイエース」をベースにしたバニングカー(画像提供:@クマ@ @358masayuki)
トヨタ「ハイエース」をベースにしたバニングカー(画像提供:@クマ@ @358masayuki)

 バニングは、近年どんどん減少していますが、クルマの状態について定める「道路運送車両の保安基準」さえ遵守していれば、可能な範囲で復活させることも難しくはないと考えられます。

 さらに、2001年の規制改定以前に登録された個体であれば、そのまま8ナンバーで所持し続けることも可能であるため、バニングを手放すか迷っている場合には、貴重な8ナンバーとして手放さずに保管しておくのが良いかもしれません。
  
※ ※ ※

 バニングを知らない人からは、車検適応ではないと誤解されてしまいそうですが、基本的に構造申請などをしっかりとしているオーナーが多く、その場合には公道を走行しても問題はありません。

 バニングの存在感は一般車両に比べて圧倒的なもので、車検適応内で楽しめる最大限に華美なカスタムであるといえるでしょう。

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3件のコメント

  1. 記事中に誤りがあります。

    >本場であるアメリカでは、シボレー「アストロ」やダッジ「トレーズマン」などがベース車両として用いられましたが

    ↑とありますが、70年代のバニングカルチャー発生時にはまだシボレーアストロは生産されていません。また、アストロが生産され始めた1985年にはアメリカ本国のバニングカルチャーはほぼ消滅しています。

    バニングカルチャー全盛期にベースとしてよく使われたのはシボレーならGシリーズと呼ばれた3代目のシェビーバン、フォードは2代目~3代目のエコノライン/Eシリーズ、ダッジはBシリーズやトレーズマンと呼ばれた初代モデルが該当します。

  2. いるいる、少し狭い道に迷い込んで、途中に高架あって普通の車なら通れるところをUターンしようにも道路幅狭くてできないは、渋滞するわでにっちもさっちもいかない車。
    相当迷惑なんだよな。

  3. ベースに使われていたハイエースが排ガス規制で登録出来なくなったのも大きな要因ですね。
    最新の車で作ってもなんか違う?となりそう。個性豊かな面白い時代でした。

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