20時以降はSA/PAで食事できない!? コロナ禍で激変した2021年夏の高速道路事情とは
この夏の渋滞回数はコロナ前の2019年と比較して80%以上減少した
では、交通量はどうなのでしょうか。
2021年8月17日に発表された「お盆期間における高速道路の交通状況(速報)【全国版】」では、お盆の期間(8月6日から16日)の平均日交通量は、コロナ禍のなかった一昨年2019年と比べると、62%も減少していたとか。
昨年2020年と比べても92%に減少しています。そのため渋滞も減っていて、10km以上の渋滞回数は82回。476回も発生した2019年の19%という激減ぶり。渋滞数を2020年と比べても55%にも減っています。確実に、今年は交通量が減っているのです。
ちなみに2021年でもっとも渋滞が多かった日は、8月6日金曜日の上り線の12回。通常の夏ならば、8月上旬は下りが混んで、8月中旬に上りが混むものですが、今年はどういうわけか、先に上りが混むという異常事態となりました。
また、例年は全国でお盆期間に発生する渋滞のうち、首都圏の占める割合は全体の半分ほどでしたが、今年は中京圏やその他エリアの渋滞が激減したため、約8割の渋滞が首都圏に集中する結果になっています。
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そして最後は、通行料金の休日割引です。
高速道路は、基本的に土曜祝日はETCを利用者に、通行料3割引きの休日割引を実施しています。しかし、今回のコロナ禍の感染拡大防止を図るために、国土交通省から依頼されて、2021年4月29日から9月12日まで、休日割引の適用除外を実施しています。つまり、割引なしです。
ただし、深夜0時から4時までの深夜割引(3割引)は生きています。お得に旅したいのであれば、深夜の移動がおすすめとなります。
「緊急事態宣言」と「まん延防止等重点措置」の発令エリアでも、SA・PAのコンビニエンスストアやショッピングコーナー、ガソリンスタンドは空いています。ただし、レストランやフードコートは夜20時まで。さらに休日割引が停止されているなど、やはり、いつも通りとは、ほど遠いというのが現状です。
コロナ禍の感染拡大防止のためには、不要不急の外出は控えるべき。あと1か月弱ですから、もう少し辛抱してみましょう。
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