プジョーの最上位ワゴンにPHEV追加!「508SW GTハイブリッド」の真の実力とは

プジョーらしいしなやかな足でハンドリングも良い

 走行中にインストルメントパネルの表示方法を変えられますが、筆者はパワートレインの様子を図で表すモードが気に入って、ずっとそれに合わせていました。走行中にアクセルペダルの踏み方、ブレーキの踏み方でエンジン、モーター、バッテリー、回生状況が手に取るように判るからです。

 エンジンの図形がオレンジ色のときにはエンジンがかかっている状態。青色の線がバッテリーから流れるように動き、タイヤを回しているときはモーター駆動状態。オレンジ色と青色が両方のときには、エンジンとモーター駆動が同時に使われている状態。そして緑色の線がバッテリーの方に流れているのは充電状態。この他にも、オレンジ色でエンジンがかかっていて、駆動と充電の両方をしているケースもあります。

プジョー「508SW GTハイブリッド」はPHEV。100V/200Vの普通充電に対応する
プジョー「508SW GTハイブリッド」はPHEV。100V/200Vの普通充電に対応する

 バッテリーの8個のインジケーターが全部消えてもまだ電気は少し残っているようで、モーター駆動が使えます。

 運転の仕方でバッテリー残量は大きく変化するので、無駄のない運転はどうやれば良いのかを考えながら走るのも楽しいです。

 3週間で2354km走りましたが、そのトータルの燃費は15.1km/Lでした。市街地、高速道路、山路のワインディングロードもたくさん走りましたが、筆者の予想より良い燃費でした。

 プラグインで充電するチャンスがあまりなく、2回くらいしか満充電できなかったので、もし外部充電が頻繁にできればトータルの燃費は飛躍的に伸びそうです。

 カタログ燃費は15.5km/Lなので、今回はそれに近い値でした。

 燃料タンクは43リッターしかありませんが、航続距離が足りないと感じるシーンはありませんでした。今回の実燃費をベースに計算すると、机上では43リッター×15.1km/L=649km、という計算から、給油まで600km以上は走ることができます。

 乗り心地やハンドリングは、いつものプジョーのままでレベルの高い仕上がりです。

 ストローク感がある乗り心地の良さは、路面状態が良くない田舎のワインディングロードでも快適に乗れます。

 ニュートラル付近から正確に反応するハンドル応答性としなやかなサスペンションによって、ハンドリングの気持ち良さもあります。軽荷重でもフルロードでも両方いけることを今回発見しました。

 508SW GTハイブリッドのネーミングの中に「GT」という名前が入っているのは、やはりグランドツーリング用につくられていることも確認できました。

プジョー「508SW GTハイブリッド」の走り
プジョー「508SW GTハイブリッド」の走り

Peugeot 508SW GT HYBRID
プジョー 508SW GTハイブリッド

・車両価格(消費税込):633万6000円
・全長:4790mm
・全幅:1860mm
・全高:1420mm
・ホイールベース:2800mm
・車両重量:1820kg
・エンジン形式:直列4気筒DOHCターボ
・排気量:1598cc
・駆動方式:FF
・変速機:8速AT
・エンジン最高出力:184ps/5800-6100rpm
・エンジン最大トルク:280Nm/3000-4000rpm
・モーター最高出力:110PS/2500rpm
・モーター最大トルク:320Nm/500-2500rpm
・バッテリー容量:11.8kWh
・EV走行可能距離(WLTCモード):56km
・WLTCモードハイブリッド燃費:15.5km/L

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