13年ぶり刷新! 日産 新型「フェアレディZ」は7代目でどう進化? 価格は約440万円か!?
日産が2021年8月18日に世界初公開したアメリカ仕様の新型「フェアレディZ」は、どんな特徴があるのでしょうか。およそ120mm延長された全長など、現行モデルとの違いも含めて見ていきます。
405馬力の3リッターV型6気筒ツインターボを搭載
日産は2021年8月18日にアメリカ仕様の新型「フェアレディZ」(新型「Z」)を世界初公開しました。日本仕様の正式発表は今冬を予定しています。
世界に先駆けてアメリカで発表された新型フェアレディZは、どんなFRスポーツカーに仕上がっているのでしょうか。
今回、7代目モデルとなった新型フェアレディZは、ボディサイズが全長4379mm×全幅1844mm×全高1316mm、ホイールベースが2550mm(インチ表記をミリ換算)。
現行モデル(ロサンゼルスショー2008で初公開)が全長4260mm×全幅1845mm×全高1315mm、ホイールベースが2550mm(NISMO除く日本仕様)となっていることから、全長が約120mm延長された以外は同等となります。
外観は「伝統と最新技術の融合」をテーマに、歴代モデルへのオマージュも込めてデザイン。
現行モデルのブーメラン型ヘッドライトおよびテールランプを改め、LED式のヘッドライトは240ZG(S30型)を彷彿とさせるふたつの半円を描くように点灯。テールランプにはZ32型のモチーフが取り入れられました。
内装でも、メーターパネルに12.3インチのフルデジタルディスプレイを採用する一方、3連メーター(ブースト計、ターボスピード計、電圧計)はすべてアナログ表示とするなど、先進性とヴィンテージ感の融合が図られています。
さらに、レーシングドライバーの松田次生選手などからもアドバイスを受けることで、より理想的なスポーツカーのコクピットとしました。
そして、搭載されるエンジンも大きくパワーアップ。現行モデルが最高出力336馬力(NISMO除く日本仕様)の3.7リッターV型6気筒自然吸気エンジン(VQ37VHR)を採用するのに対し、新型モデルは最高出力405馬力の3リッターV型6気筒ツインターボエンジン(VR30DDTT)を搭載。トランスミッションは、9速ATと6速MTが組み合わされます。
なお、このエンジンは、現行「スカイライン」のマイナーチェンジ時(2019年)に設定された高性能グレード「400R」にも搭載されるものと同じスペックです。
今回発表された新型フェアレディZのアメリカでの価格は、4万ドル(日本円換算で約440万円)前後からになるといわれています。
日本仕様がどのような仕様で登場するのか、いまから期待が高まります。
それではここでクイズです。
前述した現行スカイラインの2019年マイナーチェンジモデルに関して、次の選択肢のなかで誤っている情報はどれでしょうか。
【1】エンブレムを「NISSAN」に変更
【2】同一車線内でのハンズオフ走行を実現する先進機能を搭載したグレードを設定
【3】一部グレードでルノー製の2リッター直列4気筒エンジンを搭載
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正解は【3】の「一部グレードでルノー製の2リッター直列4気筒エンジンを搭載」です。
現行スカイラインは、2019年のマイナーチェンジで従来「インフィニティ」(日産が海外で展開する高級ブランド)のエンブレムを装着していたのを改め、NISSANエンブレムを装着。
また、ハイブリッド仕様には、高速道路の同一車線内でのハンズオフやルート走行中の分岐や追い越し時の車線変更などを可能とした運転支援技術「プロパイロット2.0」を搭載しました。
※クイズの出典元:くるまマイスター検定
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ありものの寄せ集めで30オマージュに走る。ハイパワー・パイクカーの域やね。志を微塵も感じさせない。
そんな暇あるんやったらBEVで世界をリードする気概を見せて欲しい。