メルセデス新型Cクラスに初の「オールテレイン」登場! 9月のIAAショーで世界初公開

独メルセデス・ベンツは2021年8月18日、新型「Cクラス ステーションワゴン」をベースにした全輪駆動モデル「Cクラス オールテレイン」を欧州で発表しました。

Cクラス・ステーションワゴンをベースにしたオールラウンダー

 独メルセデス・ベンツは2021年8月18日、新型「Cクラス ステーションワゴン」をベースにした全輪駆動モデル「C-Class All-Terrain(Cクラス オールテレイン)」を欧州で発表しました。

 同年9月にドイツ・ミュンヘンで開催される「IAAモビリティ2021」で世界初公開されます。

メルセデス新型「Cクラス オールテレイン」の走り
メルセデス新型「Cクラス オールテレイン」の走り

 クロスオーバーモデルとなるメルセデス・ベンツのオールテレインモデルは、2017年に「Eクラス オールテレイン」が登場し、人気を博しています。
 
 新型Cクラス オールテレインは、このEクラス オールテレインに続く第2のモデルとなります。ベースとなるCクラス ステーションワゴンよりも約40mm車高をアップ、グランドクリアランス(最低地上高)を向上するとともに4マティック(4WD)を標準装備し、さらに大径ホイールを採用することで、オフロードなどでの軽快な走行を可能にしています。またふたつのオフロード走行モードも備えています。

 新型Cクラス ステーションワゴンよりも全長は4mm長い4755mm、全幅は21mm拡大して1841mmとなっています。また最低地上高をアップさせたことで車高も1494mmと高くなりました。タイヤサイズは225/55R17サイズが標準で、オプションとして18インチ、19インチタイヤも用意します。

 エンジンは、1.5リッター直列4気筒ターボと2リッター直列4気筒ディーゼルターボの2種類を用意。新型Cクラス同様、ISGによりすべて電動化されています。

 外観は、フロント部にクロームメッキ化されたトリムとシングルルーバーのラジエーターグリルが特徴です。またハイグロスクロームのアンダーガードが目を引きます。

メルセデス新型「Cクラス オールテレイン」
メルセデス新型「Cクラス オールテレイン」

 さらにサイド部には、マットダークグレーのホイールアーチを装備。サイドスカートからリアにかけて、同色に塗装されます。またリアに新デザインのマルチセッションバンパー、専用のロードシルガード、アンダーガードが装着され、オフローダーとしての力強さを強調しています。

 オールテレインモデルはアバンギャルドの外観をベースにしているため、ウエストラインのトリムやサイドウインドウまわり、ルーフレールなどはポリッシュドアルミニウム仕上げになっています。

 インテリアもアバンギャルド仕様になっており、ブラック、マキアートベージュ/ブラック、シエナブラウン/ブラックと3種類のカラーバリエーションを選ぶことが可能です。

 室内の使い勝手は新型Cクラス ステーションワゴンと変わらず、荷室容量は490リッターから最大1510リッターを確保。また後席は40:20:40の分割可倒式となります。さらに標準装備の「イージーパックテールゲート」は、イグニッションキーのボタン、運転席ドアのスイッチ、そしてテールゲートのリリースハンドルを用いてボタンひとつで簡単に開閉可能です。

 ダイムラーAGおよびメルセデス・ベンツAGの取締役会メンバーであり、販売部門を担当するブリッタ・ゼーガー氏は「1982年以来、1050万台以上を販売してきたCクラスが、いかにお客さまに支持されているかを物語っています。新型Cクラス オールテレーンは、セダンやステーションワゴンモデルと並んで、強力なラインナップに新たなバリエーションを加えることになります」とコメントします。

 新型Cクラス オールテレインは、2021年後半に欧州で発売される予定です。

 日本での導入は未定ですが、Eクラス オールテレインも日本に導入され人気モデルとなっているだけに、2022年前半には日本上陸する可能性が高いと思われます。

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