日産新型「Z」は3リッターV6ターボ搭載で405馬力にパワーアップ! 従来型とスペック比較

2021年8月18日に、北米で日産新型「Z」(日本名:フェアレディZ)の市販車が初公開されました。大きく進化を遂げた新型Zを先代モデル(Z34型)と比較してみます。

スカイライン400Rと同じ3リッターV6ターボ搭載!

 新型Zはパワートレインも大きな進化を遂げました。

 先代モデルでは3.7リッターV型6気筒自然吸気エンジン(332hp/270LB-FT:北米仕様)を搭載しましたが、新型モデルでは3リッターV型6気筒ツインターボエンジン(VR30DDTT)に置き替わります。

日産新型「Z」(2023年モデル/北米仕様)
日産新型「Z」(2023年モデル/北米仕様)

 これは2019年9月にビッグマイナーチェンジを受けた「スカイライン」に設定された「400R」と同じ型式のエンジンで、新型Zでは最高出力400hp(405ps)、最大トルク350lb-ft(475Nm)を発揮。出力を大幅に向上しながら、シャープでスムーズなレスポンスを実現しました。

 トランスミッションは、先代モデルは6速MTと7速AT(MTモード付)を設定していましたが、新型モデルでは6速MTと9速AT(パドルシフト付き)を設定。

 6速MTは大トルクのエンジンに対応するため、クラッチディスクとギヤトレインを強化するとともに、新設計のシンクロナイザーシステムの採用やシフトプロファイルの変更により、ドライバーの意のままのスムーズなシフトチェンジを可能とします。

 一方、新開発の9速ATは、幅広いギアレンジにより、ダイレクトで素早いレスポンスを実現。

 通勤や高速道路でのロングドライブに最適な「スタンダードモード」と、ポテンシャルを最大限に引き出す「スポーツモード」を選択できます。

 さらに、日産の後輪駆動車として初となる、クラッチ操作でエンジン回転数を保持し、停止状態からの加速性能のポテンシャルを最大限発揮する「アドバンストローンチアシストコントロールシステム」を搭載しました。(AT全車/MT車は「Performance」グレードのみ)

 また、サイドブレーキは電動式ではなく、先代モデルから引き続き手動式を採用。安全装備として、歩行者検出機能付き自動緊急ブレーキや前方衝突警告、リアクロストラフィックアラート、車線逸脱警報などが備わります。

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 日本でも新型フェアレディZの登場が期待されていますが、2021年冬に発表される予定となっています。

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Writer: くるまのニュース編集部

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