ピニンファリーナ「バッティスタ」に5台限定の「アニベルサリオ」の存在が判明

ピニンファリーナのBEVハイパーカー「バッティスタ」の市販モデルが、2021年の「モントレー」に登場。5台限定の「バッティスタ・アニバーサリオ」の存在が明らかに。

ピニンファリーナの市販モデルがモントレーに登場

 2019年のジュネーブ・ショーで、そのプロトタイプが発表されてから約2年。2018年に新たに設立されたアウトモビリ・ピニンファリーナ社が2021年のデリバリーを計画していた第1号車、「バッティスタ」のプロダクションモデルが、予定どおり今年のモントレー・カー・ウィークで発表された。

ピニンファリーナ「バッディスタ」のコックピット
ピニンファリーナ「バッディスタ」のコックピット

●バッディスタは150台限定

 過去に数多くの名作を生み出した、ピニンファリーナというネームバリュー。さらに世界で150台という限定車であるということを考えれば、それだけでもこのバッティスタに集まる視線は大きい。

 もちろんピニンファリーナは、それのみをバッティスタの話題、もしくは魅力としているのではない。バッティスタは、これまでイタリアで誕生したスポーツカーのなかで、リマックなどの新興メーカーの作と比較しても、もっとも高性能なスペックを誇るBEVなのだ。

 ピニンファリーナがバッティスタを米国カリフォルニアへと輸送し、まず持ち込んだのは、風光明媚な海岸線に沿ったワインディングロードだった。しかし、1900psのバッティスタを、このロケーションで体験するのは難しく、実際このイベントに招かれたゲストもそれは望まないだろう。

 イタリアのカンビアーノ工場で製作された、ブラック・エクスポーズド・シグネチャー・カーボンのボディワークを採り入れた生産第1号車は、カスタマーにオーダーメイドのパーソナライズプログラムが用意されていることと、その選択肢の多彩さを無言のままに表現していた。

 カーボンの繊維が露出したボディワークと、精密に磨かれた鍛造アルミニウム合金ホイールは、持続可能なブラックレザーで仕上げられたオプションのドライバーズシートとキルティングされた内装、コントラストステッチ、ブラッシュドアルミニウムで仕上げられた、インテリア・ジュエリーパックとも素晴らしいコントラストを見せている。

【画像】北米に上陸したピニンファリーナ「バッディスタ」(8枚)

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