三菱新型「エアトレック」16年ぶりに復活&年内発売? タフな三菱顔採用の中国専売車とは
2021年4月19日に開催された上海モーターショー2021で、三菱新型「エアトレック」のデザインが世界初公開となり、その後、6月の重慶モーターショーにて正式発表されました。16年ぶりにエアトレックの名が復活することになりますが、どのようなクルマなのでしょうか。
懐かしい車名が中国で復活。三菱「エアトレック」発売間近か
2021年4月の上海モーターショーでその登場が予告され、同年6月の重慶モーターショーにて正式に発表された三菱自動車の中国専売電動SUV「エアトレック」。
新たに、中国の政府機関、中華人民共和国工業情報化部(通称:工信部)のサイトに登場し、詳細が明らかになりました。
工信部とは、日本でいうところの経済産業省や総務省の業務を扱う機関となり、中国では自動車メーカーが新型車を正式発表する前に、その情報を工信部に届け出る必要があります。
そのため、工信部が掲載する情報を元にこれからどのようなクルマが発表されるのかが事前にわかるシステムとなっています。
エアトレックといえば、日本では2001年から2005年まで三菱が販売していたSUVを思い浮かべる方が多いでしょう。
日本国外では「アウトランダー」や「パジェロスポーツ」などの名前で販売されており、SUVでも、ワゴンでも、ミニバンでもない、まったく新しい「スマートオールラウンダー」をコンセプトとした設計思想は斬新でした。
しかし、日本独自の車名を冠した「エアトレック」は1世代限りで販売を終了。その後、海外含めてエアトレックの車名が使われたことはありませんでした。
それから16年後の2021年、姿を消したエアトレックの名前が中国でEVのコンパクトSUVとして復活することになったのです。
新型エアトレックは三菱自動車と三菱商事、広州汽車集団の合資会社「広汽三菱」が中国国内で製造・販売をおこないます。
広汽三菱は現在、「ASX(日本名:RVR)」、アウトランダー、「エクリプスクロス」を中国国内で生産していますが、今回のエアトレックがそこへ加わることにより、中国国内で現在生産・販売している車種は4つとなります。
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