ド派手! ヤンチャなトヨタ「カムリ」がスゴい! 3Dプリンターで製作した完成度高いカスタムカーとは

北米トヨタは、例年「SEMAショー」に向けてさまざまなカスタムカーを製作しています。2017年に開催された際にはヤンチャなトヨタ「カムリ」をお披露目しました。

3Dプリンターで製作されたヤンチャなカムリとは

 昨今、世界各国ではセダン市場が低迷気味で、メーカーもセダンのラインナップを減らしている傾向にあります。
 
 そうしたなかで、トヨタ「カムリ」は北米を中心に堅調な販売を見せています。現行カムリは、2017年に発売された10代目となりますが、登場した当初に北米トヨタはスポーティなカスタムカーを製作していました。

「Rut's カムリ」のド迫力カスタマイズは3Dプリント技術を用いて製作された
「Rut's カムリ」のド迫力カスタマイズは3Dプリント技術を用いて製作された

 北米トヨタは、例年開催されている世界最大級のカスタムイベント「SEMAショー」にてカスタムカーをお披露目しています。

 毎回、さまざまな車種をベースに、トヨタとカービルダーが世界に1台のモデルを製作しています。

 2017年に開催されたSEMA2017には、同年に発売したカムリをベースとしたカスタムカーをいくつかお披露目しました。

 そのなかでもっとも派手な仕様だったのが「Rut’s カムリ」と名付けられたモデルです。

 このRut’s カムリは、プロドライバー兼自動車アナリストのラトリッジ・ウッド氏とカービルダーのリック・レオス氏が最先端の3Dプリント技術を作られた多数のボディパネルで構成されています。

 エクステリアは、ボンネット、フロント・リアバンパー、リアディフューザー、ロッカーパネル、ヘッドライトバケットを3Dプリント技術と複合材料を用いて製作したことで個性的な見た目を実現。

 独特なボディカラーは、パールブルーとパープルを組み合わせたカスタムメタリックとなり、「Blurple」と名付けられています。

 また、MeganRacing製のカスタムサスペンション、Rotiform製の20インチ鍛造ホイール、MagnaFlow製のカスタムエグゾーストを装着しています。

 インテリアは、シート、ドアパネル、ステアリングホイールに野球のグローブのようなしなやかなレザーを使用しており、フロアマットにはラトリッジ・ウッド氏の似顔絵が描かれています。

 Rut’s カムリについて、北米トヨタのメディア&エンゲージメント・マーケティング担当副社長(当時)のスティーブ・カーティス氏は「ラトレッジはここ数年、トヨタのSEMAマシンに欠かせない存在だったので、NASCARのトップドライバーたちと一緒に、自分のカスタムカムリを作ってもらうことにしました」とコメント。

 これに対して、ラトリッジ・ウッド氏は「NASCARのメンバーと一緒にカムリのカスタムをすることになって、かなり気合が入りました」と話しています。

※ ※ ※

 3Dプリント技術を活用した造形に、Blurpleのボディカラーと20インチのゴールドホイールが存在感を示すRut’s カムリ。
 
 SEMAショー2017のために製作された1台ですが、どの仕上がりも商品化出来るレベルといえます。

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