トヨタ新型「ランドクルーザー」14年ぶり刷新で新エンジン搭載 指紋認証だけじゃない先進装備とは?
トヨタ新型「ランドクルーザー」には、新開発のエンジンや世界初搭載の走行制御システムなど、さまざまな装備が搭載されます。具体的には、どのようなものが搭載されるのでしょうか。
トヨタ車初となる指紋認証も搭載
トヨタは2021年8月2日に新型「ランドクルーザー」(300系)を発売しました。14年ぶりのフルモデルチェンジを受けて登場する新型ランドクルーザーは、新開発のエンジンや、世界初となるサスペンション制御システムもふくめ、さまざまな特徴があるといいます。どのような装備が搭載されているのでしょうか。
新型ランドクルーザーは伝統のラダーフレームを刷新し、TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャ)に基づくGA-Fプラットフォームを採用。最新の溶接技術の活用やアルミ素材の使用等により、高剛性(従来比+20%)を実現させつつ、車両全体で約200kgの大幅な軽量化も達成しました。
プラットフォームの刷新に伴い、サスペンション(フロント:ハイマウント・ダブルウィッシュボーン式/リア:トレーリングリンク車軸式)も新開発。とくにリアサスペンションについては、ショックアブソーバーの配置を最適化し、乗り心地と操縦安定性が向上しました。
路面状況などに応じてショックアブソーバーの減衰力を4輪独立で制御するAVSに、新たにリニアソレノイドタイプを採用し、操縦安定性と乗り心地の両立が図られています(AVSは一部グレードに搭載)。
パワートレインも新採用となるV型6気筒エンジンを搭載。最高出力415馬力・最大トルク610Nmの3.5リッターガソリンと、最高出力309馬力・最大トルク700Nmの3.3リッターディーゼルが設定されます。
どちらもツインターボが組み合わされ、すぐれた加給レスポンスを生み出します。
また、盗難対策としてトヨタ車初となる指紋認証スタートスイッチを搭載(「GX」グレード以外に標準装備)しました。
さらに世界初搭載のサスペンション制御システム「E-KDSS」が、新型ランドクルーザーのなかでもっとも車両価格の高いスポーティグレードの専用装備として搭載されます。
E-KDSSとは前後のスタビライザーを独立して自動で電子制御し、細かくスタビライザー効果を変化させるシステムで、市街地での走行安定性とオフロードの走破性が高次元で両立されます。
それではここでクイズです。
「E-KDSS」が搭載される新型ランドクルーザーのスポーティグレードは、トヨタのスポーツカーシリーズを意味するブランドとして、2017年9月から同じグレード名がほかのトヨタ車でも展開されています。
そのスポーツカーシリーズの名前とは、次のうちどれでしょうか。
【1】G’s
【2】GR SPORT
【3】TRD
【4】モデリスタ
※ ※ ※
正解は【2】の「GR SPORT」です。
トヨタは2017年9月より、それまで展開していたスポーツカーシリーズ「G’s」に代わって、新たなスポーツカーシリーズ「GR」を投入。
「GR SPORT」はそのなかで気軽にスポーツドライブを楽しめるラインとして展開され、2021年8月現在は「ノア」、「ヴォクシー」、「プリウスPHV」、「C-HR」、「コペン」そして新型ランドクルーザーに設定されます。
新型ランドクルーザーの「GR SPORT」グレードは、ガソリン車が770万円(消費税込、以下同様)、ディーゼル車が800万円。ガソリン車・ディーゼル車それぞれのグレード展開のなかでもっとも高額な車両価格に設定されます。
※クイズの出典元:くるまマイスター検定
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