便利な「スマートキー」うっかり紛失したらどうする!? 失くしたときの対処法とは
ディーラー以外で安価にスマートキーを作り直す手段とは?
一方、ディーラーではなく、「鍵屋」と呼ばれる業者でもイモビライザー付きスマートキーを作り直すことは可能です。
ロードサービスと同じく当日駆けつけてくれ、その場でクルマに合うスマートキーを作成し、しかも費用も2万円前後と費用を抑えることができます。
「鍵屋の場合はクルマ本体には手を加えず、同じIDを使用するスマートキーのみを作成すると考えていただいていいと思います」(輸入車販売店の元セールスマンのNさん)
ディーラーでスマートキーを作り直すと費用と時間はかかるけれどセキュリティ対策もおこないますが、鍵屋は短時間での作業や安く早く作り直せるけれど、IDの再設定などはおこなわないということです。
「新車で購入し市場価値も高いクルマはディーラーで、中古車など市場価値が低くなったクルマの場合は鍵屋に頼むというのもひとつの手でしょう」(輸入車販売店の元セールスマンのNさん)
メインキーがあれば問題なく運転できるので日常的に支障はありませんが、スペアキーを紛失したままだと影響してきそうなのがクルマを手放すときです。
基本的にメインキーかスペアキーのどちらかがあれば、査定や買い取り、下取りはしてもらえるものの、その査定額に影響があるのです。
クルマの査定に関して「JAAI(一般財団法人日本自動車査定協会)が定める査定基準のなかに、「キーシリンダセット(1台分):減点30」「リモコンキー:減点20」「キーレスシステム:減点40」と記載されています。1点は1000円なので、スマートキーの場合紛失してしまうと、査定額から2万円から4万円減額される可能性があります。
ただし、だからといって「スペアキーを作り直す必要があるか」となると話は別です。費用を考慮すると一概に作り直さず、売却したほうが損をしない場合も多いようです。
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スマートキーを紛失するとけっこうな出費になることから、失くさないように対策することがもっとも安全で、お金も時間もセーブできると方法といえます。
そこで紛失防止策として便利なのが「忘れ物防止タグ(スマートタグ)」と呼ばれるIoT家電のガジェットです。
小さなキーアクセサリー程度の大きさで、スマホやタブレットのBluetooth機能と連携させることで、離れるとスマホに通知が届いたり、紛失した場所などを地図アプリに表示することができます。
値段も1万円以下のものが多く、キーホルダー代わりにスマートキーに取り付けておけば、うっかり落としてしまっても自分のスマホやタブレットでスマートキーの居場所を特定可能。こういうものを活用して、スマートキーの紛失防止をするのも良さそうです。
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