トヨタ小型車何が違う? 新型アクア&ヤリスを比較! 燃費同等も異なる魅力とは
走りの面ではだいぶ個性が異なる?
新型アクアとヤリスは、走行性能の部分となる「走り」では異なるようです。
まず共通する特徴として、低燃費なコンパクトカーということが挙げられます。
新型アクアでは、「リチウムイオン電池」と「バイポーラ型ニッケル水素電池(世界初)」を搭載しており、WLTCモード燃費では30.0km/Lから35.8km/Lです。
一方のヤリスは、ガソリン車が19.6km/Lから21.6km/L。ハイブリッド車では35.4km/Lから36.9kmとなり、どちらも世界トップクラスの低燃費を誇っています。
走りの特徴では、パワートレインの違いとして新型アクアは前述の1.5リッター直列3気筒エンジン+モーターを組み合わせているほか、2WD/E-Fourを設定。
バイポーラ型ニッケル水素電池仕様では、バッテリー出力が高まったことで応答性や加速感が向上したほか、トヨタ初となる回生によって減速度を増大させる「快感ペダル」を採用しました。
これらにより、コンパクトカークラストップレベルとなる低燃費とHEVらしい軽快な走りを高次元で両立しています。
一方のヤリスでは、1リッター/1.5リッターエンジンのガソリン車と新型アクアと同じ1.5リッターエンジン+モーターのハイブリッド車に、それぞれ2WD/4WD(ハイブリッドはE-Four)を組み合わせて設定しています。
ヤリスでは、GA-Bを活かした軽量かつ高剛性、低重心なボディを開発。
先代モデルに比べ車両重量を50kg軽量化、ねじり剛性を30%以上強化、重心高を15mm下げ、優れた操縦安定性と上質な乗り心地を両立しました。
これらによって軽快かつ上質な乗り心地と、スムースでダイレクトな加速を実現。軽快で走る楽しさを体感出来ます。
それぞれの販売動向について、トヨタの販売店スタッフは次のように説明しています。
「ヤリスは、2020年2月の発売から好調で、若年層から高齢層、個人から法人と幅広いお客さまから支持されています。
とくに、ヤリスは前席重視のクルマといわれることもありますが、その印象もありパーソナルカーとして使用されるケースが多いようです。
一方でアクアは、先代・新型ともにヤリスと同じようなお客さまから支持されています。
ただし、新型ではフルモデルチェンジしたことで居住空間が拡大したこともあり、全席を使う傾向の人からも検討対象となっています」
※ ※ ※
現在、一般社団法人 日本自動車販売協会連合会が公表するヤリスの販売台数は「ヤリス/ヤリスクロス/GRヤリス」が合算された台数でカウントされています。
今後、新型アクアが単体でどれほどの販売台数を築けるかに注目が集まります。
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