コロナ禍の7月連休やお盆の高速渋滞どうなる? 渋滞予測は停止中! 2021年夏の傾向は?
新型コロナ感染防止策の一環として不要不急の移動自粛要請が続いていますが、それでも7月の4連休や8月のお盆などは交通量が増えることが推測されます。高速道路を管理するNEXCO各社は移動自粛要請を踏まえて2020年以降渋滞予測を発表していませんが、2021年夏の高速渋滞について、過去のデータを踏まえて分析してみました。
2021年の利用実績や過去の傾向は?
新型コロナウイルス感染防止策の一環として、不要不急の移動の自粛要請が続いていますが、一方で「密」を避けて移動できることからクルマ利用が増えている状況です。
7月は4連休や8月のお盆などもあり、交通量はさらに増えると推測できますが、高速道路を管理するNEXCO各社は2020年以降渋滞予測の発表を停止しています。
これまでは渋滞予測を確認して、高速道路の利用計画を立てていた人も多いかと思いますが、予測が発表されていないことで渋滞の発生時刻や区間が読めなくなっている状況が続いています。
2021年夏の高速道路の渋滞はどうなるのでしょうか。
2020年の交通状況や渋滞箇所、2021年1月から5月での交通量、渋滞箇所などを踏まえて、傾向を推測してみました。
例年、高速道路で長い渋滞が発生するタイミングは、12月下旬から1月上旬までの「年末年始」、4月後半から5月上旬までの「ゴールデンウィーク」、8月上旬から8月中旬まで続く「お盆期間」です。
では、2020年以降のコロナ禍における移動自粛要請を受けて、高速道路の交通量にどれくらい違いがあったのかを確認してみます。
NEXCO東日本が発表した「お盆期間における交通状況」(2020年8月発表)によると、コロナ禍以前の2019年は、10km以上の渋滞回数が下り67回、上り86回で計153回。そのうち30km以上にもおよぶ大渋滞を19回も記録しました。
そして、コロナ禍の影響を大きく受けた2020年の渋滞回数は、下り24回、上り42回で計66回。30km以上の渋滞はわずか3回となり、交通量が減っていることがわかります。
ちなみに、2020年での最大の渋滞は、お盆期間にあたる8月14日の18時50分前後に関越道上り川越IC付近を先頭に発生した35.8kmのものでした。
2021年は必ずしも同じようになるとはいい切れませんが、いまだにコロナ禍の感染拡大が続いている状況とはいえ、外出する人もクルマ利用の機会も徐々に増えていることで交通量が増加しており、7月23日からの4連休や8月のお盆期間も渋滞が発生する可能性が高いといえそうです。
では、2021年の交通量の推移はどうなっているのでしょうか。NEXCO東日本が毎月発表している営業概要の「通行台数」によると、2021年1月は230万6000台、2月は260万6000台、3月は280万3000台と増加。4月は272万8000台、緊急事態宣言下の5月は258万7000台と推移しています。
一方、コロナ禍前の2019年の営業概要を参照すると、GWが絡む4月は299万6000台、5月も299万2000台となっており、2021年は27万台から40万台前後もの交通量が減少していることになります。
そこで、お盆期間を含む8月期を見比べることで、2021年の夏の渋滞についてある程度の予測をたててみたいと思います。
コロナ禍前の2019年8月の交通量は326万1000台。2021年5月の緊急事態宣言期間中は2019年5月より交通量が40万台減少したので、8月も同じレベルで交通量が減ると試算すると、2021年8月の交通量は約280万台以上になると推測されます。
この数字は2021年3月と同レベルではありますが、実際は8月のお盆期間に利用が集中する可能性を考えると、緊急事態宣言の影響がないと思わせるレベルに混雑することもあり得ると思われます。
コロナ渦での高速の休日割適用除外に県境跨ぎ自粛、
オリパラに伴う首都高1000円増しと首都圏の交通規制により、
高速道での渋滞よりも主要な一般国道での渋滞混雑の方が深刻な問題でしょう、
酷いものですね
出掛けるのが嫌になる。
否が応でも引きこもりせざるを得ないよ。
それでも近場の移動はむしろ増え悪化に拍車掛けてる感じ、
燃費も悪化するから燃料高騰の負担に上乗せし、
温室効果ガス削減もあったもんじゃないよね。
日本政府サイテーってなるわ。