小さな高級車に需要はある? トヨタ・ホンダ・日産で相次ぐ「上質」重視! 小型車市場の変化とは
近年の国内コンパクトカー市場では、「小さな高級車」ともいえる存在が登場しています。トヨタ新型「アクア」や日産新型「オーラ」、ホンダ「フィット」など共通するキーワードは「上質」です。これまで単なる移動の手段だったコンパクトカーにどのような変化が起きているのでしょうか。
小さな高級車続出? 洗練された上質なコンパクトカーとは
高級車といえば「ロールスロイス」や「ベントレー」、「フェラーリ」、「ランボルギーニ」といったブランドをイメージする人が多いでしょう。
しかし、近年では多くの人にかなり身近な存在であるといえる国産コンパクトカーにも高級仕様が登場しています。
これまで日常の移動手段という印象が強かったコンパクトカーですが、なぜ「小さな高級車」ともいえるような「質感」にこだわるようになったのでしょうか。
前述で挙げた高級車に代表されるブランドのクルマを購入するには、多額の費用と維持し続けられる経済力が必要です。
一方で、これまで高級感や上質感といった印象とかけ離れていた国産コンパクトカーにも高級仕様が登場しています。
2021年7月19日にトヨタはコンパクトハイブリッド車となる新型「アクア」を発売。
新開発バッテリーや最新安全装備を搭載しているほか、レクサスなどで採用されるショックアブソーバーを採用するなど、これまでのコンパクトカーとは異なる低燃費と電動車らしい軽快で上質な走りを両立。さらに、クラスを超えた上質な内外装デザインを採用しました。
このように、これまでのコンパクトカーの印象を覆すような「上質」という特徴を持つ新型アクアですが、小さな高級車にはライバルも存在します。
2020年2月14日にホンダ「フィット」の上級グレードとして発売された「フィットリュクス」は、コンパクトカーながら高級感や上質感といった部分を重視して登場しました。
リュクスのボディサイズは全長3995mm×全幅1695mm、全高は駆動方式によって異なり、2WDでは1540mm、4WDでは1565mmとなっています。
パワートレインは、1.3リッターエンジンのガソリン車と、1.5リッターエンジン+2モーターを組み合わせたハイブリッド車(e:HEV)の2種類をラインナップ。
リュクスは優雅で心地よい時間が過ごせる空間がテーマで、フィットに設定される全5タイプのなかで洗練と上質のスタイリッシュなデザインを採用しています。
外装は、プラチナ調クロームメッキを多用しているほか、ホイールもリュクス専用デザインです。
内装は、質感や手触りのよさを追求した専用の本皮シート(ブラウン/ブラック)や本革ステアリング、アームレスト付きセンターコンソール+ワイヤレス充電、シートヒーターを搭載しています。
SNSでもリュクスについて「内装めちゃくちゃ良い!」「高級感がある」と絶賛の声が多数見受けられます。
リュクスの立ち位置について、ホンダは次のように説明しています。
「これまでセダンやSUVなどに乗られていた年配層のお客さまなどが、ダウンサイズしてコンパクトカーに乗り換えるということ想定した際、サイズは小さくても『上質感』などは保ちたいというニーズに応えるためにリュクスは設定しています」
一方で、リュクスがターゲットとしている層について、首都圏のホンダ販売店の担当者は「落ち着いた雰囲気や高級感を求めるお客さまをターゲットとしています。
残念ながら、知名度がそこまで高くはないのが実情ですが、以前までのフィットに比べ、シャープな印象があるのでかっこ良いとの声は多く見受けられます」
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ホンダでは、ボディサイズを小さくする「ダウンサイザー」に向けた受け皿として小さな高級車こと、リュクスを設定しているようです。
ノートE-Power4Wにしましたが、なかなかの優れものですね。特に、自動安全運転装置、乗り心地、燃費、コンパクトカーの進化にびっくり。以前、某ドイツ車に乗っていましたが、全然ノートの方がいい。本当はEVをねらってるんですが、充電機器デヴァイスと時間の問題があり必要で乗る分には実用性に問題ありかな?次はEVだな。
マツダ ベリーサ…