約350万円から! 2021年秋に日本再上陸するオペルの売れ筋SUV 改良新型「グランドランド」欧州登場

改良新型グランドランドの日本での展開は2022年になりそう

 そのほか、2種類のプラグインハイブリッドを用意するのも特徴です。

オペル改良新型「グランドランドハイブリッド4」の透視図
オペル改良新型「グランドランドハイブリッド4」の透視図

 グランドランドハイブリッドは、180馬力の1.6リッター直列4気筒ガソリンターボエンジンと110馬力の電気モーターを組み合わせ、前輪を駆動するモデルです。システム最高出力は224馬力、最大トルク360Nmを発生、13.2kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載しています。

 電気モーターは電動8速ATに繋がっていて、0-100km/h加速は8.9秒。最高速度は225km/hというパフォーマンスを発揮します。またEV走行での最高速度は135km/hになります。

 グランドランドハイブリッド4は、1.6リッターガソリンターボエンジンに、フロント、およびリアに搭載されるふたつの電気モーターで構成されます。システム最高出力は300馬力に達し、フロントモーターは8速ATを介して前輪を駆動、リアモーターはリアアクスルに統合され後輪を駆動する4WDモデルになります。

 グランドランドハイブリッド4の最高速度は235km/hで、0-100km/h加速は6.1秒となります。ドライビングモードは「ハイブリッド」「エレクトリック」「4WD」「スポーツ」の4つがあり、そのうちハイブリッドモードは燃費の最適化に重点がおかれています。また回生ブレーキは減速時に熱として放出されていた運動エネルギーを回収するもので、電気モーターを発電機に変え、電気エネルギーを13.2kWhのバッテリーに戻します。回生モードは2種類を用意しています。

※ ※ ※

 オペルは第2次世界対戦前から日本で輸入・販売されていましたが、2006年に親会社であるGMの経営悪化もあり、2006年に正規輸入を終了しました。

 そのオペルは2017年にGMとの関係を断ち切り、当時のグループPSA(現在はステランティス)のブランドになりました。

 そして2020年2月に、プジョー、シトロエン、DSブランドを日本で展開するグループPSAジャパンは、オペルの日本市場への再参入を発表しています。

 その直後に世界的な新型コロナウイルス感染拡大があり、欧州にあるオペルの工場でも生産を停止する事態に陥ったため、当初の導入スケジュールは多少ずれたようですが、それでも2021年内には日本でオペルブランドを展開する予定だとしています。

 15年ぶりとなる日本再参入を決めたオペルですが、まず登場するのはBセグメント・コンパクトハッチバックの「コルサ」、コンパクトミニバンの「コンボライフ」、そしてCセグメントSUVの「グランドランド」の3車種と発表されています。

 このようなタイミングで、欧州でマイナーチェンジされたグランドランドですので、日本での展開は2022年以降になりそうです。

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