レクサスで1番残価率が高いのは何? プレミアムブランドの3年後の価値はどうなる?
プレミアムブランドでもやっぱり強いSUVたち
では、そんなレクサスの各車種の残価率はどの程度に設定されているのでしょうか。
筆者の調査によると、レクサスのなかで3年後の残価率がもっとも高く設定されているのは「LX」の60%です。
トヨタ「ランドクルーザー」の65%ほどではありませんが、かなりの高水準となっています。
次に高く設定されているのが、「NX」と「UX」の54%です。その次には前述のRXの52%と続きます。
いずれもレクサスの販売好調を支える売れ筋SUVだけに、妥当な結果といえそうです。
その次にランクインするのは、意外にも「RC」で45%となっています。現代では貴重なクーペモデルということで、中古車市場でも一定の需要があるということなのかもしれません。

主力セダンの「LS」や「ES」、「IS」といった残価率は40%から42%程度と、レクサス全体のなかでは低めに設定されています。
プレミアムブランドのセダンは新車で購入するユーザーが多く、中古市場での需要が低いという現状を反映した結果といえるでしょう。
ちなみに、レクサスの各車種の5年後の残価率についても、ほぼ3年後の残価率と同様の数値となっています。
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一般的に、プレミアムブランドのリセールバリューは低いといわれているなかで、レクサスのSUVは残価率ではかなり健闘しているといえそうです。
Writer: PeacockBlue K.K. 瓜生洋明
自動車系インターネット・メディア、大手IT企業、外資系出版社を経て、2017年にPeacock Blue K.K./株式会社ピーコックブルーを創業。グローバルな視点にもとづくビジネスコラムから人文科学の知識を活かしたオリジナルコラムまで、その守備範囲は多岐にわたる。
































