「車中泊」は500%超!? クルマへの関心 コロナ禍でどう変化? Yahoo!検索で増減したものが判明
新型コロナ禍で、人々のクルマへの関心はどう変わったのでしょうか。ヤフーが、検索ワードに基づいた分析結果を発表。アウトドアや軽・中古車関連が増えた一方で、検索数が減ったワードや、横ばいだったワードも分かりました。
検索ワードの増減で、関心の変化が浮き彫りに
人々が抱くクルマへの関心は、新型コロナウイルス感染症の流行でどのように変わったのでしょうか。
2021年7月2日、ヤフーが検索ワードをもとにした分析結果を公表しました。
まず、新型コロナ禍の前年(2019年3月から2020年2月まで)と、新型コロナ禍の1年間(2020年3月から2021年2月まで)を比べて、検索傾向の変化を見てみます。
検索ワードのデータ群から、クルマに関するワードを機械的に集めて、各ワードの検索量を比較。前年との増減率により「30%以上増加」「増減5%以内」「30%以上減少」の3グループに分け、それぞれの傾向を分析しました。
増加したのは、「中古・軽自動車」「アウトドア」「コストの見直し」に関する検索です。
「車中泊に適した車」546.9%をはじめ、「キャンピングカー 中古」175.1%、「軽自動車 中古」142.5%、「車両保険 必要性」172.1%、「エコカー 補助金」147.7%などです。
一方で減少したのは、「レコーダー・ナビ」「新型」「お出掛け」でした。
さまざまなモデルの名前と合わせた「○○ 新型」という検索が大幅に減少。このほかにも、「成田空港 駐車場」25.1%、「レンタカー」74.5%、「ドライブレコーダー 人気」65.1%、「カーナビ 人気」80.8%などの結果となりました。
変わらなかったのは、「消耗品」「固定費回り」「メーカーへの関心」に関する検索です。
「車 オイル交換」100.5%、「タイヤ交換」101.6%、「車 バッテリー交換」100.5%といったものや、「自動車保険」103.3%、「車検費用」104.6%、「トヨタ」102.1%、「日産」96.4%、「ホンダ」98.3%などが挙げられました。
検索で「○○ 新型」が減少したものの、これについてヤフーは「一次的に人々の関心が新型→軽/中古車に移っている可能性が考えられます」と分析。
続けて「コロナ禍はさまざまな影響を社会にもたらしましたが、クルマという生活必需品へのニーズが根底から揺さぶられるような事態にはならなかったということがわかります」と、新型コロナ禍の影響が限定的であることを説明しています。
車中泊に適さない車を乗っているばかりにエコノミークラス症候群で亡くなる可能性もある以上は、アウトドアやレジャー。車中泊旅にも使用でき、災害時は「快適に寝泊まりも可能」な車種に関心が集まるのは良い傾向だと思います。
寧ろ、軽バンを中心に2シーターのカスタマイズ専用グレード+ディーラーオプションが設定されても良いくらい。数が売れれば利益も出ますし、2(4)名乗車の軽商用車は車検の度に4名乗車ができる状態に戻さないといけないので。どうせ軽ハイトワゴンと違って軽バンだと購入者の大半が最大2名乗車でしょうから、基本的に後席は最初から無くても困りません。