カングーマニアの本命登場! MT+ディーゼルの限定車 ルノー「カングー」は至高の“遊びの空間”だ
2021年7月1日に登場したルノーの限定車「カングー リミテッド ディーゼルMT」は、日本においてのカングーの歴史上、はじめてのディーゼルエンジン搭載モデルになります。同年3月には欧州で14年ぶりとなる新型カングーが世界初公開されましたが、そんなタイミングで登場したこのモデルは、現行型カングー最後の限定車ということです。さっそく味わってみました。
1.5リッターディーゼル搭載 ノイズは気にならないレベル
日本でも人気の高い、ルノー「カングー」。その現行型で最後の限定車となる「カングー リミテッド ディーゼル MT」が発表されました。
日本で正規販売されるカングーでは初めてディーゼルエンジンを搭載するのが特徴で、6速MTのみの設定となります。
価格は既存の「ゼン ガソリン MT」の254万6000円(消費税込、以下同)の約30万円高となる282万円で、400台のみの限定販売となっていますが、すでにかなりの受注があった模様です。
この限定車には数々の専用装備が与えられています。
プラックアウトされた前後バンパーやホイール(専用装備ではない)がタフな道具感を演出しているのは見てのとおり。ドアミラーやホイールのセンターキャップ&ボルトカバーもブラックでコーディネートされています。
さらに、ボディ同色フロントグリルプレート(ソリッドカラーのみ)や、限定車の証となる「LIMITRD」の専用バッジ、LEDデイテタイムランプ、バックソナーなども標準装備されます。撮影車両に装着されていたオプション設定のマルチルーフレールもよく似合っています。
コモンレール式の直噴インジェクタを備えた1.5リッター4気筒ディーゼルターボエンジンには、尿素SCRおよびDPFも搭載されており、116psの最高出力と、ガソリン車より70Nmも大きい260Nmの最大トルクを発生します。
余談ですが、エンジンルームを見てみようとボンネットを開けると、この車格のクルマなのにダンパーがあることにも驚きました。聞いたところではフロントフェイスの変わった後期型の途中から付いているそうです。
タコメーターを見ると、1500rpmから2250rpmの回転域が「ECO」と記されていて、5250rpmからレッドゾーンとなっているのはガソリン車と同じです。
車両重量は1520kgとガソリンのMT車の1430kgに対しては、90kgばかり重く、車検証の記載によると前軸重が920kg、後軸重が600kgとなっています。
まずは音や振動をチェックしてみます。
アイドリング状態での振動は比較的小さく、車外ではディーゼル特有の音がするのは当然ですが、車内に移動してドアを閉じてウインドウを上げ下げしてみると、閉めたとたんに一気に静かになって、ノイズが気にならなくなることに感心しました。おそらくそのあたりも念入りに手当てされているのでしょう。
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