なぜ2人仕様の日産「リーフ」に水ようかんを乗せたの? インパクト強すぎな業務スーパーの「水ようかんカー」の正体とは
知ってた? 実は進化しているこだわり抜かれた水ようかんカー!
神戸物産の強い意思があって採用されているリーフですが、前述の通りピックアップ仕様に改造されており、水ようかんの有無にかかわらず純正仕様とは大きく異なる見た目となっています。
水ようかんカーはグレードアップを経て現在の姿となっています。以前はピックアップ化もされておらず、上に載せられた水ようかんもパックから飛び出ていない仕様で、現在と比べると少し控えめなデザインだったそうです。
そんな水ようかんカーのグレードアップを手掛けたのが、企業の宣伝カーやキッチンカーなどを制作している有限会社中井工芸社です。
中井工芸社では、水ようかんカーの制作を「世界に1台で前例がない、おもしろいクルマだ」ということで了承したそうです。
制作の際には、パックから飛び出している水ようかんの質感や表現方法が難しく、業務スーパーの定番である「牛乳パックスイーツ」をお皿に出したときの楽しさや驚きが伝わるよう、繰り返し試作が重ねられました。
また、全体のバランスも考慮し、水ようかんの美味しさや水ようかんカー自体の愛嬌も感じてもらえるように工夫されています。
ほかにもグレードアップ時には、クルマ自体のインパクトが増大した分、ボディに掲載されたPR広告はシンプルになり、基本的に緑と白、一部に赤を用いて3色で統一されました。
また、リアバンパーにはリーフがEVであることが大きく掲示されたため、クルマに詳しくない人でも環境へ配慮されていることが一目で分かるようになったと考えられます。
そんな神戸物産と中井工芸社の想いが集約された水ようかんカーは、SNSなどで話題になっただけでなく、一般の人によってチョロQが制作されたり、日産の社内報や多くのメディア、雑誌に掲載されたりと非常に注目を集めました。
しかし、この水ようかんカーは2021年3月で車検切れとなり、現在は公道を走行できなくなっているようです。
よって、街中で見かけることは困難となりましたが、業務スーパーでは、牛乳パックスイーツとしてレアチーズケーキやカスタードプリン、コーヒーゼリーなども販売されているため、今後ほかの食品が宣伝カーに採用される日が来るかもしれません。
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巨大すぎる水ようかんを載せていることで話題となった水ようかんカーは、神戸物産と中井工芸社の間で試作が繰り返された、こだわりの1台であるといえます。
現在は街中で走ることはなくなりましたが、ユニークなクルマとして、多くの人に大きなインパクトを残していることは間違いないでしょう。
8ナンバーじゃ無い (*´ー`*)ウーン