2000万円オーバー! ポルシェ「911」でも「スピードスター」は別格

ポルシェ「911」には「ターボ」や「GT2」、「GT3」、「RS」など人気モデルが多いが、「スピードスター」も同じくらいに人気の高いモデルだ。そのスピードスターの称号がついた964型のオークションマーケットでの動向をレポートする。

964型「スピードスター」は高値がつくのか?

 RMサザビーズのアメリア・アイランド・オークションに出品されたモデルは、911カレラ3.2スピードスターの成功を受けて、その後継車として1992年から1993年まで生産された964型911の「カレラ2」をベースとするモデルだ。

ハイマウントライトが北米仕様の証だ(C)2021 Courtesy of RM Sotheby's
ハイマウントライトが北米仕様の証だ(C)2021 Courtesy of RM Sotheby's

●1994 ポルシェ「911カレラ2スピードスター」

 ドライバーが純粋にドライビングを楽しむためというコンセプトはさらに強められ、ドアポケットやリアシートなどは廃止、ソフトトップもドライバー自身が開け閉めをするマニュアル式としたことなどで、さらなる軽量化を図っている。

 一方で低いフロントウインドウと、リアのダブルバブルリッドは、スピードスターの証としてそのまま継承されている。

 リアに搭載されるエンジンは、3.6リッター水平対向6気筒で、最高出力は250ps。駆動方式はカレラ2の車名からも想像できるとおりRWDとなる。0-100km/h加速5.7秒、最高速260km/hというのが、デビュー当時にポルシェから発表されたパフォーマンス・データであった。

 ちなみにこの「911カレラ2スピードスター」では、5速MTと4速ティップトロニックの選択が可能で、左ハンドル、右ハンドルの選択もできた。

 RMサザビーズのアメリア・アイランド・オークションで、21万8000ドル(邦貨換算約2400万円)で落札された個体は、1993年の夏に納車されて以来、走行距離はわずかに1万2000マイル(約1万9312km)未満。オプションでフルクライメートコントロール、クルーズコントロール、リミテッドスリップデファレンシャルなどが装備されているのが特徴だ。

 最初のオーナーによって20年以上保持されたスピードスターは、2018年に現在のオーナーの手に渡り、2020年には燃料ポンプと燃料ラインの交換などの整備もおこなわれている。まさにすぐにでも走り出すことのできるスピードスター。落札したカスタマーの満足度はもちろん高いだろう。

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