乗って楽しく維持費もお得? 1.5リッターエンジンの最新スポーティ車5選
1.5リッターターボなら十分に速い!
●ミニ「ミニ3ドア クーパー」
2001年に発売された新世代の「MINI(ミニ)」は、BMWのFFプレミアムコンパクトカーというコンセプトで開発され、デザインと走りの良さから大ヒットを記録しました。
その後も初代からデザインと走行性能の高さをキープしたまま代を重ね、現行モデルは2013年に登場した第3世代です。
多くのボディバリエーションがありますが、エントリーモデルは初代から続く3ドアハッチバックで、グレードはスタンダードな「ワン」、スポーティな「クーパー」、そして高性能なトップグレードの「クーパーS」を基本としているのも初代から変わっていません。
エンジンはワンとクーパーには1.5リッター直列3気筒ターボを搭載。さらにクーパーには1.5リッターディーゼルも設定され、クーパーSは2リッターガソリンターボです。
クーパー(ガソリン)は最高出力136馬力を発揮。トランスミッションは7速DCTのみで、かつては6速MTも設定されていましたが、現在はラインナップされていません。
サスペンションはフロントにストラット、リアにマルチリンクを採用した4輪独立懸架で優れた路面追従性を発揮し、伝統の「ゴーカートフィーリング」を継承しています。
192馬力を発揮するクーパーSと比べ、クーパーはローパワーといえますが、むしろ使い切れるパワーはオールドミニから続くコンセプトの基本といえ、十分にスポーティです。
クーパーの価格は329万円で、多彩なオプションが用意されているので自分好みの1台に仕立てることも、ミニの醍醐味といえます。
●ホンダ「シビック」
ホンダは2021年6月24日に、11代目となる新型「シビック」を発表しました。発売は2021年秋を予定しています。
新型シビックのボディは、日本では5ドアハッチバックのみとされ、外観デザインは流麗かつ伸びやかなファストバックのクーペフォルムを採用。
ボディサイズは全長4550mm×全幅1800mm×全高1415mmと、10代目から大きく変わっていません。
搭載されるエンジンは1.5リッター直列4気筒ターボで最高出力182馬力を発揮。トランスミッションはCVTと6速MTを設定しており、MTを残したことからスポーティなコンセプトを明確にしたといえるでしょう。
グレードは装備が充実した「EX」と、スタンダードな「LX」を設定し、どちらにも6速MTが設定されています。
内装では、水平基調のシンプルなデザインのインパネを採用し、エアコンの吹出口をカバーするように設置されたハニカムメッシュが新たな試みで、デザインのアクセントです。
先進安全技術も充実しており、「ホンダセンシング」にフロントワイドビューカメラと高速画像処理チップを採用し、新たに渋滞運転支援機能である「トラフィックジャムアシスト」が追加されるなど進化も果たしています。
新型シビックの価格はまだ発表されていませんが、2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」を搭載したハイブリッドモデルと、新型「シビックタイプR」の発売が2022年予定と明かされており、まだまだ目が離せません。
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最後に紹介した2台は、いわゆるダウンサイジングターボエンジンですが、メルセデス・ベンツ「Eクラス」にも1.5リッターターボエンジンが搭載されています。
Eクラスは全長4940mm×全幅1850mm×全高1455mm(セダン E200 スポーツ)という堂々したサイズで、車重は1720kgもありますが、この車体をわずか1.5リッターのエンジンで走らせることなど、ひと昔前では考えられませんでした。
また、2021年6月15日に発売された8代目のフォルクスワーゲン新型「ゴルフ」は、1.5リッターと1リッターターボエンジンを搭載するなど、いずれにしても日本では歓迎すべきことではないでしょうか。
GRヤリスね。初めて音聞いたとき、正直煩めな軽ターボエンジンかと思った。日本にごまんと走ってる660cc3気筒と差別化を必要性を何故考えなかったのだろうか?はてまた、日本の軽ターボが先進すぎて全世界規模の傑作をそう思えないだけなのか。(これをマスコミはガラパゴスと喜ぶ)