全長6m級の最速モンスターパトカー登場! ガチで速い新型「F-150ポリスレスポンダー」が刷新へ
2021年6月29日、フォードは警察車両である新型「F-150ポリスレスポンダー」が、0-96km/h加速や1/4マイルの走行タイムなど走行性能で、ほかの警察車両と比較しもっとも速いクルマであることを明らかにしました。F-150ポリスレスポンダーとは、どのようなクルマなのでしょうか。
アメリカ警察最速車両誕生! フォード「F-150ポリスレスポンダー」とは
2021年6月29日、フォードは「F-150」をベースにした2021年の秋以降に導入予定の新型「F-150ポリスレスポンダー」が、アメリカに導入されている警察車両のなかで0-96km/h加速などの性能面でもっとも速いことクルマであることが明らかになったと発表しました。
米国最速となったF-150ポリスレスポンダーは、どのようなクルマなのでしょうか。
F-150ポリスレスポンダーは、フォードのピックアップトラック「F150」をベースに製作された警察車両で、アメリカ唯一の追跡型ピックアップトラックパトカーです。
先代モデルは2017年に発表されたモデルで、アメリカでもっともも売れている警察車両のひとつです。
今回性能テストの結果が明らかにされたのは、2021年型の新型F-150ポリスレスポンダーとなります。
性能テストはロサンゼルス郡保安官事務所とミシガン州警察でおこなわれ、それによると現存するアメリカの警察車両(セダンやSUVを含む)のなかで、0-96km/h加速、0-160km/h加速、1/4マイルの走行タイムがもっとも速いことが明らかになりました。
実際のタイムは0-96km/h加速は5.4秒で、現行モデルよりも1.2秒早く、ほかのどの警察車両よりも0.4秒以上速い結果で、0-160km/h加速は現行モデルよりも3.7秒速い13.1秒です。
また、1/4マイルを14.4秒で走り、現行モデルよりも1秒、もっとももタイムが近い他メーカーの警察車両よりも0.4秒速いタイムをたたき出しました。
さらに、最高速度も24km/h向上し、193km/hとなりました。
ミシガン州のテストコースでは平均ラップタイムを5.8秒短縮し、ロサンゼルスのテストコースでは1ラップあたり3.6秒短縮するなど、現行モデルよりも飛躍的な性能向上を図っております。
このクルマの速さは、F-150のトルクの増加と新しいトルクオンデマンド4×4トランスファーケースによるものです。
搭載されているポリスチューンの3.5リッターV型6気筒エコブーストエンジンは、ほかの警察車両を凌ぐ677Nmのトルクを発生。
自動四輪駆動モードとトルクオンデマンドトランスファーケースは、必要に応じて前輪または後輪へのトルクを常に調整し、路面やオフロードの状態に関わらず、4輪に瞬時にトラクションがかかるため、素早いスタートだけでなくコーナリング時の高速走行を可能にするなど、高い走行性能に貢献しています。
フォードの警察車両ブランドマネージャーであるグレッグ・エーベル氏は以下のようにコメントしております。
「車両の加速と速度は、緊急時に第一応答者がどれだけ早く現場に到着できるかを左右するものです。
事件現場到着時間を数秒でも短縮できれば、大きな違いが生まれます。
高速道路での事故対応でも、オフロードからの救難信号でも、警察官は2021年のF-150ポリスレスポンダーを頼りに、素早く現場に到着することができます」
かっこいい車が乗りたいです。