トヨタ新型「ミライ」、スウェーデンのKINTOシェアに導入

欧州トヨタは、燃料電池車の新型「ミライ」をスウェーデンのカーシェアリングサービス「KINTO Share」に導入します。

「すべての人が水素技術を利用できるように」

 トヨタの欧州法人は、スウェーデンの「KINTO Share」に燃料電池車(FCV)「ミライ」の専用モデルを導入すると2021年6月23日に発表しました。

ヨーロッパにおけるKINTOの車両イメージ(画像:トヨタ)。
ヨーロッパにおけるKINTOの車両イメージ(画像:トヨタ)。

 KINTO Shareは、会員間でクルマを共同で利用するカーシェアリングサービスです。

 日本では毎月定額でトヨタ車に乗れるサブスクリプションサービスが「KINTO One」という名称で展開されています。

 欧州では、サブスクサービスのKINTO Oneとともに、KINTOブランドを冠したカーシェアリングサービスのKINOTO Shareなどが存在。

 スウェーデンでは、KINTO Shareの車両が1000台近く稼働中といいます。

 初代ミライは日本で2014年、欧州で2016年に発売。2代目は2020年12月に発売されました。

 新型ミライでは、最新の燃料電池技術を搭載し、軽量化、コンパクト化などが図られるとともに、値下げもされています。

 スウェーデントヨタのモビリティ部門責任者のヨハン・ルンドブラッド氏は、次のようにコメントしています。

「スウェーデンは、ほかの欧州諸国と比べて水素スタンドの整備が少し遅れており、そのためにFCVの使い勝手が限られています。

 しかし、KINTO Shareにミライを導入することで、1時間のドライブも3か月のドライブも、すべてのお客さまが水素技術を利用できるようにしたいと考えています」

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