なぜ「トナラー」は現れる? あえて隣に駐める人の心理状況 コロナ禍で増加も
新型コロナ禍でトナラー増える? 対策方法はないのか?
新型コロナ禍において、トナラーの環境は変化しているのでしょうか。
「人間は元来、不安になると集まる習性があります。
今は新型コロナ禍で社会不安が高まっていますが、ソーシャルディスタンスで距離を取ることが求められています。
これは人間にとってかなり苦しいことです。こうした背景もあるので、トナラーと呼ばれる人は増えているのではないでしょうか」(臨床心理士・B氏)

悪気がなかったとしても、ガラガラの駐車場で隣にクルマを駐めてくるトナラーを迷惑と感じる人も多いでしょう。
人がほとんどいない駐車場では、薄気味悪ささえ感じる人もいるかもしれません。
トナラーをされることで、ドアパンチや、自分のクルマに傷をつけられるなどの迷惑行為に当たる可能性も考えられます。
では、トナラーに自分のクルマの隣に駐められないようにするためにはどうすれば良いのでしょうか。
まず、店舗や駐車場の出入口の近くにはクルマを駐車しないことが挙げられます。
前述のSNSにもあった通り、トナラーは自分がクルマを探す際の目印としている可能性があります。
店舗や駐車場の出入口の近くは、買い物などで駐車場を使う際に便利な場所です。
そのため、出入口から離れた場所に駐めておけば、トナラーがクルマを隣に駐める安心感と、買い物の便利さを天秤にかけたときに、買い物の便利さを選ぶ可能性があります。
あえて出入口から遠い場所へ駐めるというのもひとつの手といえるでしょう。
また、柱の陰など目立ちにくい場所に駐車するにもひとつの方法です。
さらに、ドアの開閉時に傷を付けられた場合に備えて、駐車監視機能付きのドライブレコーダーを搭載しておくのも良いといえるかもしれません。
※ ※ ※
トナラーは、他人との距離を物理的に取れない場合に作動する「没人格化」をうまくコントロールできない人がなりやすいなど、心理的なものが背景にあるといえそうです。
ただ、トナラー行為を迷惑と感じる人も多く、下手をすればトラブルにもなりかねません。
また、無意識のうちに自分がトナラーとなっていることもありそうです。
自分が不快に感じるならば、まずは自分が意識してトナラーにならないようにすることが、それぞれのパーソナルスペースを守るためには必要なのかもしれません。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。











