900馬力のスーパーマシン新型「バジャー」がスゴい! トヨタ「タンドラ」同等のモデルとは
アメリカの新興自動車メーカー「ニコラ」は、906馬力以上のパワーと1328Nm以上のトルクを発生するモーターが搭載され、0-96km/hは約2.9秒という超高スペックなピックアップトラック「バジャー」を開発中です。そんなニコラとはどのようなメーカーなのでしょうか。
最大出力は906馬力!まさに化け物、ニコラの「バジャー」
アメリカの新興自動車メーカー「ニコラ」は、電気自動車(EV)と燃料電池車(FCV)を設定するピックアップトラック「バジャー」を開発中です。どのようなモデルなのでしょうか。

発明家のニコラ・テスラにちなんで名づけられたニコラモーターカンパニー(以下ニコラ)は、EVとFCV、エネルギー貯蔵システム、EVのドライブトレイン部品の設計・製造をおこなう企業として、2016年5月に誕生しました。
同年末には最高出力1000馬力以上のFCVセミトラック「ONE」を公開し、総額30億ドル(約3300億)近い予約注文を受けていると公表しました。
現在ニコラは、FCV長距離セミトラック「TWO」やFCV及びEVの短・中距離セミトラック「TRE」、四輪バギーの「NZT」「RECKLESS」、水上バイクの「WAV」、そしてピックアップトラックの「バジャー」を開発中です。
バジャーは2020年2月に発表されたピックアップトラック。FCEV及びEVでのリリースが予定されています。
エクステリアは、線の細いヘッドライトにEVらしくない大型のフロントグリルがつけられ、強面な印象です。
パワートレインは、906馬力以上のパワーと1328Nm以上のトルクを発生するモーターが搭載され、0-96km/hは約2.9秒になります。
FCVモデルには8kgの水素燃料タンクと160kWhのバッテリーが登載され、最大航続距離は約965km。EVモデル160kWhのバッテリーのみが登載され、最大航続距離は482kmになる予定です。
ボディサイズは全長5900mm×全幅2160mm×全高1850mmとなり、北米市場で販売されているトヨタ「タンドラ」と同じようなサイズで5人乗りです。
もし、バジャーが市販化されれば1000km近い航続距離と900馬力以上の出力を持つクラストップクラスのFCVが誕生することなり、業界にも大きな衝撃を与える可能性があります。
Writer: くるまのニュース編集部
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