トヨタ新型「タンドラ」並のタフ顔! 超極細ヘッドライトがイカツイ「XTピックアップ」がスゴかった!

アメリカの新興EVメーカー・アトリスモータービークルズは、自社開発するバッテリーセルの生産を開始しました。このバッテリーは最大航続距離約800km、満充電までの時間は15分以内という驚異のスペックを誇ります。これを同社の「XTピックアップトラック」に搭載する予定ですが、アトリスとはどのようなメーカーなのでしょうか。

ゴツカッコイイ!満充電で800kmも走れる?新型EVアトリス「XTピックアップトラック」

 アメリカの新興EVメーカー・アトリスモータービークルズ(以下アトリス)は、自社が開発する「XTピックアップトラック」用のバッテリーの生産を開始したと2021年6月10日に発表しました。
 
 このバッテリーは、最大航続距離約800kmとなる予定ですが、開発したアトリスはどのようなメーカーなのでしょうか。

最大航続距離は800km!アトリスの新型EV「XTピックアップトラック」
最大航続距離は800km!アトリスの新型EV「XTピックアップトラック」

 GM「ハマーEV」の発表をはじめ、米国自動車メーカーからもさまざまなピックアップEVが発表されています。

 それはアメリカの古くからある自動車メーカーだけでなく、同国の新興EVメーカーでもみられ、リビアンやカヌーなどピックアップEVをリリース予定で、アトリスもそんなアメリカの新興EVメーカーのひとつです。

 同社は農業や公共事業、建設業界で使用される大型および小型のピックアップトラック向けのEVプラットフォーム「XPプラットフォーム」やバッテリーを独自開発しています。

 このXPプラットフォームとバッテリーの組み合わせは、従来のディーゼル車のけん引力や積載能力と同等のパワーを発揮するといいます。

 そんなXPプラットフォームをベースに作られたピックアップトラックが、XTピックアップトラックです。

 XTピックアップトラックのエクステリアは、EV特有のグリルを廃したフロントマスクに近未来的な線の細いヘッドライトを搭載。サイドには小さなデジタルミラーが取り付けられています。

 同車のパワートレインは各ホイールに独立したモーターを備えた4輪駆動で最高時速は約193km/h、0-96km/h加速は5秒を発揮。

 サスペンションは4輪独立懸架形式を採用。走行距離約160万kmまでの耐久性を想定されています。

 XTピックアップトラックには航続距離482km、643km、804kmの3種類のバッテリーが用意されていて、最大航続距離804kmのもので満充電までの時間は15分以内を実現します。

 同車は完全なドライブ・バイ・ワイヤシステムで設計されており、将来的には自動運転機能を搭載することができます。

 価格は4万5000ドル(約500万円)から7万8000ドル(約858万円)で、現在予約注文を受け付けています。

 アトリスCEOのマーク・ハンチェット氏は次のように述べています。

「私たちは、より良い作業用トラックを作るためにアトリスを設立しました。我々は労働者のために、トラックを作っています。

 我々の顧客は、常に製品の方向性やモチベーションを提供してくれているので、彼らが弊社の株主になることは理にかなっています。

 アトリスは常に実行を重視しており、これまで通りのやり方では満足できません」

※ ※ ※

 ピックアップトラックといえば、日産新型「ナバラ」が発表・発売され、トヨタ新型「タンドラ」は2021年6月にエクステリアを世界初公開されるなど、世界中でその動向に注目が集まっています。

 一方で、アトリスはBMWやテスラ、中国の新興EVメーカー「バイトン」に携わった社員をかかえており、現在XTピックアップトラックのリリースに向け活動中だといい、アトリスの今後の動向も注目されます。

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Writer: くるまのニュース編集部

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