2021年5月17日にアメリカの新興EVメーカー・カヌーは「ライフスタイルビークル」の予約受付を開始したと発表しました。
　
　日本でミニバンと呼ばれるようなボディタイプのライフスタイルビークルとは、どのようなクルマなのでしょうか。

　カヌーとは、さまざまな企業から集まった400人以上の人材により構成され、「従来の概念にとらわれない顧客第一主義のユニークなアイデア」を取り入れたEVを開発しています。

　そんなカヌーが開発しているミニバンのようなボディを持つライフスタイルビークルです。

　ライフスタイルビークルは、丸っこいミニバンのようなプロポーションで、車体上半分がガラス張りになっており、開放感のある室内を作り出しています。

　リアシートはコの字型のベンチシートになっており、運転席・助手席後部から補助席を出すことが可能。

　車内中央にはテーブルを設置でき、車両後部スペースをリビングのように活用出来る7人乗りモデルです。

　4種類のグレード（ベース、プレミアム、アドベンチャー、デリバリー）が用意され、用途によって選ぶことができます。
　
　なかでもアドベンチャーは最低地上高が高くなり、強化されたバンパーとメタルスキッドプレートの追加で、車両の耐久性が向上されています。

　搭載されるモーターは、最高出力300馬力、最大トルク約450Nmを発揮、最高時速は約200km/hです。

　バッテリー容量は80kWhで、航続距離250マイル（約400km）です。

　ボディサイズは、全長4421mm×全幅1896mm×全高1846mmと、トヨタ「ノア」を幅広にして短くしたようなサイズ感です。

　機能面では、BlackBerry製のレーダーやセンサーなどのADASシステムを、NVIDIAの自動運転システムを採用する予定だといいます

　ライフスタイルビークルの価格は、デリバリー、ベース、プレミアムの各モデルで3万4750米ドル（約380万円）から4万9950米ドル（約540万円）です。(アドベンチャーは未定)

　現在、ライフスタイルビークルは100米ドル（約1万円）で予約を受け付けており、最初の納車は2022年の予定です。