慌てないで! クルマの「バッテリー上がり」なぜ起こる? 突然のトラブルを防ぐ方法とは
突然クルマが動かなくなると不安になる人も多いと思いますが、考えられる原因のひとつに「バッテリー上がり」が挙げられます。そもそもどういった原因でバッテリー上がりは起きるのでしょうか。また、それを防ぐにはどうしたら良いのでしょうか。
バッテリー上がりの原因とは?
ある日、突然クルマが動かなくなることがあります。さまざまな原因が考えられますが、なかでも「バッテリー上がり」は発生しやすいトラブルだといえます。
そもそもバッテリー上がりとは、どのような状態なのでしょうか。
JAFが発表している、2020年度のロードサービス救援理由のTOP3には、1位「バッテリー上がり」、2位「タイヤのパンク」、3位「落輪・落込」となっており、バッテリー上がりは全体の42%を占めています。
救援件数を見ても、2位のタイヤのパンクが38万2439件に対し、バッテリー上がりは88万2740件と、2位との差は2倍以上です。
一般社団法人 電池工業会によると、一般的に10mAから30mA(0.24Ahから0.72Ah/日)消費しており、何日もクルマを使用しないことでバッテリーが上がってしまうと指摘しています。
また、一般的にバッテリー容量の60%から70%程度の放電で始動できなくなる恐れがあります。
バッテリー上がりの原因のひとつに、単純放電(過放電)と呼ばれるバッテリーの放電の現象が挙げられます。
また、ライト類の点けっぱなし、電装品の微量な電力使用、バッテリーに蓄えてある電力が減っていくことでもバッテリー上がりとなります。
では、バッテリー上がりが起きてしまった場合は、どのように対処したら良いのでしょうか。JAFの担当者は以下のように話します。
「万が一、バッテリーが上がってしまった場合は、ほかのクルマから電気を一時的に分けてもらうことでエンジンを始動させる『ジャンピングスタート』という方法があります。
これには、ブースターケーブルと呼ばれる赤と黒の2本のコードが必要で、不測の事態に備えてトランクルームに常備しておくとよいでしょう。
ただし、ハイブリッド車はクルマの構造上、ほかのクルマのバッテリー上がりを救援することはできませんので、その場合はJAFなどのロードサービスに救援要請することをオススメします」
また、バッテリー上がりが起こらないようにするにはどういった対策が効果的なのでしょうか。
前出の担当者は、次のように話しています。
「まず、単純放電によるバッテリー上がりを防ぐためには、定期的にクルマを走らせてバッテリーを充電させましょう。
最近のクルマには、エンジンをかけているだけではオルタネータ(発電機)が発電しないクルマもあり走行させることが重要です。あとは車両から離れる際はライトやルームランプの消し忘れにも気を付けましょう。
また、バッテリーの寿命は一般的に2年から3年程度といわれており、低速走行や短距離走行の繰り返しなど、使用条件によってはさらに寿命が短くなる場合があります。
バッテリー上がりに起因したトラブルを避けるためにも、定期的に自動車販売店もしくはバッテリー販売店で点検をおこない、劣化が見られた場合は早めに交換しましょう」
バッテリーの電圧管理する(テスターで時々電圧を測る、経験上電圧が10Vくらいしか無ければエンジンを動かせない=発電機を動かせない)
バッテリーの充電には最低でもエンジン回転2000回転をキープして走る必要がある。それでもチョイ乗りは×。2000回転キープの10キロは走らないと満足には充電されない。エンジンを掛けるにはかなりの電気を要するため。
アイドリングストップ付きでほとんど作動させたまま使用の短距離走行車。しかもディーゼル車。新車時装着のバッテリーで5年使用の物だがこの冬場からアイドリングストップの時間が短くなっている。バッテリーにきっちり仕事させれば性能末期迄使える。性能落とせばそれなりに交換頻度が増える事に。